
写真出典:農林水産省「うちの郷土料理」
紹介
蒸したじゃがいもをつぶして片栗粉でまとめ、まんじゅう状に整えて焼くシンプルな郷土料理である。北海道は寒冷地で稲作が難しかったため、じゃがいもを主食代わりに使う食文化が発達した。開拓時代から戦時中・戦後の食糧難を経て、現在は子どものおやつとしても通年食べられている。家庭ごとにバター添え、ごまダレ、チーズ入り、揚げ物、汁物など多様なアレンジが存在し、男爵いもをはじめ各品種で作られる。
由来・歴史
発祥は稲作技術が未発達だった時代、もち米の代わりに豊富に生産されていたじゃがいもを使ったことに始まる。明治の開拓時代には開拓者たちの貴重なエネルギー源となり、戦時中や戦後の食糧難時代も支えた。かぼちゃを使った「かぼちゃもち」も伝わる。
食べ方
蒸したじゃがいもをつぶし、片栗粉(小麦粉を加えると口当たりがなめらかになる)でまんじゅう状に整え、焦げ目がつくまで焼く。食べ方はバター添え、甘辛いごまダレにつけるなど地域や家庭で異なり、チーズ入り、揚げ物、汁物など多様なアレンジがある。1年を通して食べられ、特に子どものおやつとして人気が高い。
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産地
団子の名物

いわし団子
炭酸を仕上げに加える弓ヶ浜流の工夫が生臭みを抑え、ふんわりとした食感を生み出す。片栗粉などのつなぎを使わない、イワシの身だけで作る珍しい団子料理。

いわしのだんご汁
イワシのすり身を味噌で味付けただんごを、具沢山の汁に浮かべる北総・九十九里の冬の定番。海の米と謳われた地元イワシの栄養を丸ごと味わう、漁師町ならではの知恵料理である。

かぼちゃのだんご汁
日本最古のかぼちゃ「三毛門かぼちゃ」を丸ごと煮込む、戦前戦後の貧しい時代を生き抜いた命のスープ。トロトロの甘みと小麦粉だんごの素朴な味わいが特徴である。

いきなり団子
「いきなり」は熊本弁で「手早く・すぐに」の意。急な来客でも短時間で作れてすぐ出せる、さつまいもを小麦粉で包んだ素朴な蒸し菓子が名の由来。

半夏だんご
7月2日の「半夏」の日にしか食べられなかった大豊町の郷土菓子。みょうがの葉に包まれた小麦粉のだんごは、農繁期の労をねぎらう特別な味である。

はげ団子
「はげ」は半夏の節目と、あんがまだらにつく様子の両方が由来。香川の農繁期を乗り切るため、新麦の香り豊かなだんごで半日の休息をとる知恵が詰まった郷土菓子である。
北海道の名物

石狩鍋
サケ皮のコラーゲンがたっぷり溶け出す、漁師のご褒美鍋。大漁を祝う石狩の地びき網漁で生まれた味噌仕立ての鍋料理は、観光客の口コミで全国に名を轟かせた。

飯寿司
初雪の頃に漁師の家で漬け始めた、北海道から東北に伝わる乳酸発酵の寿司。塩抜きの加減が味を決める、職人技が光る冬の保存食である。

ジンギスカン/成吉思汗
「ジンギスカン」という名の由来は、羊肉を食べる習慣のなかった日本人に中国料理「カオヤンロウ(羊の焼肉)」を参考に考案されたとされる。中央に盛り上がった専用の鍋で、肉汁がまわりの野菜に流れ落ちる仕組みが特徴の北海道を代表する料理である。

いくらの醤油漬け
「いくら」という名は明治時代にロシアから伝わった語源を持つ。秋のサケ漁期に北海道の家庭で手作りされる醤油漬けは、正月まで楽しむ贅沢な保存食として親しまれている。

いかめし
米不足の戦時中に生まれた函館本線・森駅の駅弁が、いまも列車到着のたびに長蛇の列を作る人気名物に。イカの胴体に詰めたごはんが、甘辛いタレとイカの旨味にじっくり染み込む。

豚丼
うなぎの代わりに豚肉を使ったスタミナ丼が、なぜか全国的人気に。帯広発祥の「豚丼」は、安価で手に入りやすい地元の豚肉を蒲焼き風のタレで仕上げた、開拓者の知恵が生んだ名物料理である。