
写真出典:農林水産省「うちの郷土料理」
紹介
イワナの塩焼きは、腹を裂いて内臓を取り除き串刺しにし、炭火でじっくり焼くシンプルな料理である。宮城県は日本で初めてイワナ養殖に成功した地で、清らかな水で育てられた養殖イワナは臭みがなく甘味のある身が特徴となる。主な生産地は養殖発祥の地である栗原市をはじめ、大和町や白石市などで、固有原種を使った「伊達いわな」が厳格なブランド管理のもと育てられている。天然イワナは夏季が最も脂がのるが、養殖物は通年安定して入手できる。家庭では串焼きのほか、刺身や和洋中の各種料理にも応用され、現代では高品質な白身魚として幅広く親しまれている。
由来・歴史
イワナは清らかな水が流れる源流の上流域にのみ生息する魚で、かつては天然物のみが入手できた。宮城県は日本で初めてイワナの養殖に成功し、古くから庶民の味として親しまれてきた。2013年には水産技術総合センター内水面水産試験場で、宮城県固有の原種イワナを使った「伊達いわな」の開発に成功。卵を持たないように改良され、産卵期の成長停滞が起こらないため2〜3年で大型に育つ。800g以上に育ったものだけが「伊達いわな」の名を冠できる。
食べ方
イワナは腹を裂いてワタやエラを取り出し、きれいにした後に串刺しにして塩を振り、炭火でじっくりと焼くのが基本である。天然イワナは夏季が脂がのって最も美味しい時期だが、養殖物は通年安定して入手できる。近年開発された生食用「伊達いわな」は刺身や和洋中の各種料理にも使用される。
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産地
焼き物の名物

じり焼き
「じりい(ゆるい)」という方言が名前の由来とされる豊後大野市の粉食。薄く焼いた地粉の生地に黒砂糖やかぼちゃのあんを巻き、子どものおやつから農作業の差し入れまで幅広く親しまれてきた。

貝焼き味噌
津軽湾の漁師がホタテの大きな貝殻を鍋代わりにして考案した、海の香り漂う素朴な料理。太宰治も「津軽」で憧れを綴った、卵と味噌のとろりとした味わいが特徴である。

かしわのすき焼き
天満宮の秋祭りで牛に代わり鶏を使う風習が生んだ、関西独自の「かしわすき」。生卵にくぐらせた柔らかな鶏肉は、祝いの席にふさわしい華やかさを持つ。

今治焼き鳥
串に刺さない鶏皮を鉄板でプレス焼きする、約50年前に考案された今治独自の焼き鳥。せっかちな商売人の気質に合った「素早く提供」が人気の秘密である。

はもの焼き物
「はも祭り」とも呼ばれる祇園祭の行事食として振る舞われる。生命力が強く遠方からも生きたまま運べたことで、京都の食文化に根付いた淡白な白身魚の焼き物である。

あけびの味噌詰め焼き/あけびの油焼き
山形県ではあけびの皮を食べるという全国でも珍しい食文化がある。ほろ苦い皮に味噌を詰めて焼く「あけびの味噌詰め焼き」は、秋の味覚として内陸部の家庭に親しまれてきた郷土料理である。
宮城県の名物

柿なます
宮城県の正月には、紅白なますに「ころ柿」を加えた「柿なます」が欠かせない。寒風で甘みを蓄えた干し柿の自然な甘味が、子どもにも人気の一品となる。

きしゃず炒り
豆腐の搾りかす「きらず」を炒った宮城の伝統料理。食物繊維がごぼうの約2倍というヘルシー食材を、野菜と共に香ばしく仕上げた日常の味である。

みょうがの葉焼き
みょうがの葉を包み紙代わりにした素朴な焼き菓子。農作業の休憩時に子どもたちが食べたおやつが、お盆の迎え火と結びついた独特の食文化を持つ。

いちじくの甘露煮
「不老不死の果物」と呼ばれるいちじくを、宮城県では青い加工用の「ブルンスウィック」で甘露煮にする。水・砂糖・レモン汁だけでコトコト煮詰めるシンプルな製法が、県民に長く親しまれてきた。

ホヤの酢の物
「海のパイナップル」と呼ばれるホヤは、甘味・酸味・塩味・うま味・苦味の五味を持つ三陸の名産。宮城県は全国生産量の8割を占め、初夏の水揚げ直後の新鮮な味わいが特徴である。

ほっきめし
「貝の王様」と呼ばれるホッキ貝を贅沢に使った宮城県山元町の郷土料理。生の貝を醤油で煮込み、その煮汁で炊いたご飯の上にのせる、漁師町ならではの豪快な一皿である。