
写真出典:農林水産省「うちの郷土料理」
紹介
銀ぶろうずしは、大豊町西豊永地区の特産・銀ぶろう豆を甘く煮たものと、しょうがやごぼう、人参などの出汁煮野菜を酢飯に混ぜ合わせた郷土の鮨料理である。黒く艶やかな豆の皮は柔らかく、じっくり煮込むと味がよく染みるのが特徴である。主な伝承地である高知県大豊町は山間部に位置し、自家用栽培として古くから銀ぶろうが継承されてきた土地である。銀ぶろうの収穫期である9月から11月の祝宴や祭事の際に作られ、正月の煮豆やお彼岸の「なべもち」など、縁起を担ぐ場面で重宝されてきた。家庭によって具材の組み合わせや甘みの加減が異なり、混ぜごはんやおにぎりにアレンジする形も残る。現代では地域の特産品として認知され、観光客向けの提供も行われている。
由来・歴史
銀ぶろうは大豊町西豊永地区で自家用栽培されてきたいんげん豆で、「不老長寿の豆」として縁起物として食べられていた。名前の由来は艶やかな見た目の「銀」と不老の「ぶろう」に由来すると伝わるほか、1750年ごろに上桃原集落のお銀という者が旅人から「フロウ」と呼ばれる豆の種を譲り受けたという説もある。長年地域内消費に留まっていたが、銀ぶろうずしなどの形で食文化として継承されてきた。
食べ方
銀ぶろうは水から柔らかくなるまでじっくり煮て砂糖で甘く味付けし、しょうが・ごぼう・人参などの野菜は出汁で煮る。これらを酢飯に混ぜて銀ぶろうずしとする。9月から11月の収穫期に祝宴や祭事で作られ、正月には煮豆、お彼岸には「なべもち」として供されるなど、縁起を担ぐ食習慣として親しまれてきた。
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産地
寿司の名物

五目いなりずし
笠間稲荷神社の参詣客に振る舞われた華やかないなりずし。人参やごぼう、しいたけのほか、常陸秋そばやくるみなど地場産食材を使うのが茨城流。色とりどりの具材が見えるよう、口を上にして並べるのが特徴。

箱ずし
四角い木枠で押し固めた愛知の「切りずし」は、具材を斜めに配置する工夫で皆が平等に味わえるよう配慮された祝いの料理である。かつては贅沢品とされ、木枠を持つ家庭も多かった。

葉っぱずし
アブラギリの薄紅色の葉で包む、九頭竜川流域の祝いの寿司。箸を使わず葉を剥いて手で食べる独特のスタイルが、祭りやお盆の席に華を添える。

太巻ずし
戦後に女性の手で華やかに進化した、断面の図柄を楽しむ上総・下総の祝い寿司。かつては男性の名誉職だった巻き寿司が、家庭のイベントを彩る名物となった。

ふなずし
骨まで食べられる乳酸菌発酵の珍味。琵琶湖の子持ちニゴロブナを塩と米で長期熟成させ、正月の祝い膳や神社の神撰として古くから重宝されてきた。

大根ずし
北前船が運んだ身欠ニシンと加賀野菜の源助だいこんを、甘酒で漬けた発酵食品。粗雑な見た目とは裏腹に、大根のシャキシャキとした食感と魚の甘み、発酵の酸味が調和する日常の味である。
高知県の名物

ぐる煮
「ぐる」とは土佐の方言で「仲間」という意味。大根、人参、里芋など冬の根菜を一緒くたに煮込む、昔ながらの備蓄菜である。味噌仕立ての地域もあり、家庭ごとの味が受け継がれている。

淡竹とエンドウの煮物
お弁当のおかずとしてお年寄りに懐かしまれる、高知の春の定番煮物。淡白な淡竹と甘みのあるエンドウが旬の出会いを果たす。

半夏だんご
7月2日の「半夏」の日にしか食べられなかった大豊町の郷土菓子。みょうがの葉に包まれた小麦粉のだんごは、農繁期の労をねぎらう特別な味である。

チャーテの和え物
高知県では「ハヤトウリ」を英名のChayoteから「チャーテ」と呼ぶ。1株から200個も実をつける「千成」の異名を持ち、ご近所へのおすそ分けが習慣化した山間部の人気食材である。

葉にんにくのぬた
ブリの刺身には醤油ではなくぬたをかけるのが高知県の常識。朝鮮渡来と伝わる葉にんにくを味噌・酢・ごまで和えた伝統調味料で、生魚やこんにゃくに添えて食べる。

ひめいちとみかんの辛子煮
「明日は鯛になろう」と名づけられた小魚・ヒメイチを、みかんの皮と辛子で煮込む土佐の知恵料理。骨まで柔らかく食べられる保存食として、年の暮れに欠かせない味である。