
写真出典:農林水産省「うちの郷土料理」
紹介
マグロの頭部をそのままオーブンで3〜4時間弱火で焼き上げた豪快な料理である。頭身、ホホ肉、目玉の裏の眼肉、あごの内側など、一般のマグロ料理では味わえない希少部位が楽しめ、部位ごとの食感の違いも魅力である。日本屈指のマグロ漁港である神奈川県三浦半島・三崎港は、古くから沖合・沿岸漁業の拠点として発達し、昭和初期には遠洋漁業基地として全国に知られるようになった土地である。かぶと焼きはもともと遠洋漁業に出かけた漁師たちの船上食や、港に戻った若い漁師たちの酒肴として親しまれてきた。40年ほど前から三崎港近くの飲食店が一般客向けに提供を始め、現在では事前予約制で観光客にも人気の名物となっている。世界中から集まる多種多様なマグロ類と発達した冷凍技術により、一年を通して楽しむことができる。
由来・歴史
三崎の漁師たちが、売り物にならないマグロの頭を船の煙突に吊り下げて蒸し焼きにしたことが始まりである。遠洋漁業に出かけた際の船上食や、港に帰還した若い漁師たちの酒肴として親しまれ、40年ほど前から三崎港近くの飲食店が一般客向けに提供し始めた。三崎は昭和初期に遠洋漁業基地として全国に知られるようになり、現在では世界各国で獲れたマグロがマイナス60℃で冷凍保存され、三崎の魚市場で一日400〜1000匹が取り扱われている。
食べ方
マグロの頭をオーブンで3〜4時間かけて弱火でじっくり焼き、おろし大根に醤油、ポン酢、土佐酢など好みの調味料を添えて食べる。頭身、ホホ肉、目玉の奥のゼラチン質の眼肉、あごの内側の身など、部位ごとの食感の違いを楽しむ。三崎港周辺の海鮮料理店で事前予約制により提供され、世界中から集まる多種多様なマグロ類と冷凍技術の発達により、一年を通して味わうことができる。
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産地
焼き物の名物

焼き付け
昭和初期の食糧難から生まれた富山の素朴な郷土食。大きな鉄鍋で薄く広げたもち粉生地に味噌ダレを塗り、野良仕事の合間にみんなで食べた腹持ちの良い一皿。

たこ焼き
「チョボ焼き」から派生した大阪発祥の屋台食。戦後に濃厚ソースとの出会いで現在のスタイルが確立し、国民的ソウルフードへと発展した。

お好み焼き
千利休の茶菓子「フノヤキ」がルーツという意外な歴史を持つ。キャベツと生地を混ぜて鉄板で焼く「混ぜ焼き」スタイルが、なにわの粉食文化を代表する名物として全国に広まった。

もんじゃ焼き
「文字焼き」から転じた名前の由来が興味深い、鉄板とヘラで熱々をすくい食べる東東京のソウルフード。戦後の子どもの駄菓子が大人のつまみへと進化した。

鰻のかば焼き
「江戸前」はもともと鰻から生まれた言葉。大川河口で獲れた鰻を「江戸前鰻」と呼んだことが始まりで、関東独特の背開き・蒸し・たれ焼きの技法が確立された。
神奈川県の名物

割り干し大根のはりはり漬け
「パリパリ」と歯ごたえを楽しむ三浦の味。日本一大根の産地・三浦市で、古くから親しまれてきた冬の定番漬物である。

のらぼう菜のおひたし
江戸時代の大飢饉で多くの人の命を救った伝統野菜・のらぼう菜を、シンプルにおひたしで味わう。花茎のやわらかな食感とほのかな甘みが特徴の春の味覚である。

サンマーメン
「生馬麺」と書く由来は「新鮮でシャキシャキした素材を上に乗せた麵」の意。横浜中華街の高価な肉そばに代わる庶民のまかないとして生まれた、野菜あんかけラーメンである。

かんこ焼き
雅楽の太鼓「鞨鼓」に似た形が名前の由来。江戸時代から続く相模原・津久井の山間の知恵が詰まった、灰で蒸し焼きにした素朴なおやき。

にごみうどん
「濁る」からか「煮込み」がなまったのか、名前の由来は諸説ある相模原・津久井の郷土麺。稲作に不向きな土地で小麦栽培が盛んな背景から、昭和40年代までは毎日のように食された。

梅ごはん
戦国時代から続く小田原の梅文化が生んだ夏の名物料理。梅干しとちりめんじゃこの相性が、だし炊きごはんに爽やかな風味を添える。