
写真出典:農林水産省「うちの郷土料理」
紹介
もやし、白菜、豚肉、キクラゲ、人参などをシャキッと炒め、中華スープと片栗粉でとろみをつけた野菜あんをラーメンにかけるのがサンマーメンである。横浜市を中心とする神奈川県全域に伝わり、中華街発祥の料理として県民に深く浸透している。季節に関わらず一年中食され、高級店から大衆店まで幅広く提供されるが、もとは高価な肉そばに代わる庶民の味として親しまれてきた。醤油味や塩味、具材の組み合わせなど店舗ごとにアレンジが加えられ、家庭ごとのバリエーションも含めて神奈川県民にとって日常的な食文化となっている。
由来・歴史
サンマーメンは横浜中華街発祥の麺料理である。名前の由来は諸説あるが、「生馬麺」と書き「新鮮でシャキシャキした素材を上に乗せた麵」を意味するという説がある。戦前、高価だった肉そば(ルースー麺)の代わりに、まかないとして野菜入りの麺料理が作られ始めた。野菜あんをかけることでスープが冷めにくくボリュームもあるため人気となり、県内各地の中華料理店がメニューに取り入れていった。
食べ方
豚肉を炒めてからもやし、白菜、キクラゲなどの具材を加え、醤油などの調味料と中華スープで煮て水溶き片栗粉でとろみをつける。器にラーメンスープとゆでた麺を入れ、その上に野菜あんをかけて食べる。定番の具材はもやし、白菜、豚肉だが味や具材に明確な定義はなく、醤油味や塩味、オリジナルの具材など店舗ごとにアレンジされている。季節を問わず一年中、県内のラーメン店や中華料理店で食すことができる。
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産地
神奈川県の名物

牛鍋
1862年に横浜「伊勢熊」で誕生した、すき焼きとは異なる「煮る」牛鍋。開港直後の外国人居留地で生まれた和洋折衷の味は、妻の猛反対を押し切って始まったという。

石垣団子
サイコロ状のさつまいもが石垣に見えることから名付けられた相模原の郷土菓子。火山灰台地で育った地粉とさつまいもの素朴な甘みが、農作業の合間に親しまれた「おこじゅう」として受け継がれている。

小田原かまぼこ
「蒲(がま)の穂や鉾に似ている」という名前の由来を持つ、白身魚のすり身を木の板に乗せて蒸し上げた小田原の名物。扇形にぷっくりとはみ出した独特の形状が特徴である。

のらぼう菜のおひたし
江戸時代の大飢饉で多くの人の命を救った伝統野菜・のらぼう菜を、シンプルにおひたしで味わう。花茎のやわらかな食感とほのかな甘みが特徴の春の味覚である。

割り干し大根のはりはり漬け
「パリパリ」と歯ごたえを楽しむ三浦の味。日本一大根の産地・三浦市で、古くから親しまれてきた冬の定番漬物である。

マグロのかぶと焼き
巨大なマグロの頭が丸ごとテーブルに上がる豪快な料理。元は三崎の漁師たちが船の煙突で蒸し焼きにした始まりで、今では希少部位を味わえる観光名物となっている。