
写真出典:農林水産省「うちの郷土料理」
紹介
炊いた餅米を塩で揉んだ赤じそと酢で漬け込み、軽く発酵させた発酵食品である。色づけには梅酢、赤じその葉、やまぶどうの実、なつはぜの実「こはぜ」など地域ごとに異なる材料が用いられる。主に秋田県北地方、特に大仙市周辺で伝承され、梅漬けの汁や梅酢を使った昔ながらの製法が今も主流を占める。お盆の精霊棚や墓への供え物として欠かせず、供えた後はお客にふるまう行事食として機能するほか、夏の農作業の休憩時やハレの日にも食べられてきた。各家庭で毎年1升の餅米を炊き大樽で仕込む伝統があり、好みで砂糖や醤油をかけたり酒の肴としたり、現代でも多様な食べ方が継承されている。
由来・歴史
別名「けいとまま」の「けいと」は鶏頭の赤い花を連想させる色に由来し、「まま」はご飯を意味する。県北地方ではお盆に精霊棚や墓に蓮の葉に乗せて供え、後に客にふるまう行事食として定着した。各家庭で毎年1升の餅米を大樽で仕込む伝統があり、鮮やかな天然の赤色とさっぱりとした風味が、疲労回復・消化促進の万能発酵食品として盛夏を乗り切る知恵として受け継がれてきた。
食べ方
炊きあがった餅米に塩で揉んだ赤じその葉を混ぜ、樽で漬け込んで軽く発酵させた後に食す。好みで砂糖や醤油をかけることもあり、酒の肴としても楽しまれる。お盆時期、夏の農作業の休憩時、夏のハレの日などに食べられ、特にお盆には精霊棚や墓に蓮の葉に乗せて供えた後、来客にふるまう重要な役割を担ってきた。
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産地
寿司の名物

いなりずし
俵型に握った酢飯を油揚げで包み、中央をかんぴょうで結ぶ独特の姿が特徴。全国のかんぴょうのほぼ全てを生産する栃木県ならではの郷土寿司である。

かんぴょうのり巻き寿司
全国9割以上を栃木県が占めるかんぴょうを巻いた寿司。江戸時代に滋賀から種が伝来し、壬生を中心に一大産地を築いた歴史ある郷土の味である。

聖天ずし
江戸時代から変わらぬ姿で受け継がれる、熊谷・妻沼のハレの日の味。大きな油揚げに酢飯を詰めた稲荷ずし3本と巻きずし4切れのボリュームが、農作業の合間の腹持ちの良さとして親しまれてきた。

なすの花ずし
紫色のなすに黄色の菊、赤とうがらしを重ねた華やかな漬け物。秋田の漬け物の芸術品と呼ばれ、正月の食卓を彩る。

穴子寿司
「おいしい鮨屋はあなごでわかる」と言われる江戸前ずしの定番。東京湾の栄養豊かな海で育った穴子を、職人がぬめりを取り除き丁寧に煮上げる技が光る。

島ずし
江戸前の「ヅケ」技法のルーツともいわれる、伊豆諸島の島ずし。ワサビの代わりに練りがらしや島唐辛子の「島とう醤油」を使う独特の食文化が、各島で独自に発展した。
秋田県の名物

笹巻き
笹の葉に包まれた秋田の初夏の味覚。田植えを終えた女性たちが里帰りする「さなぶり」の手土産として、嫁家から持たせられた贅沢なハレの食文化である。

だまこ鍋
「だまこ」の名は子どもの遊び道具「お手玉」に由来し、ご飯を丸めた団子が鍋の主役となる秋田の冬の味。八郎潟の干拓で魚から鶏へと変化した歴史も興味深い。

納豆汁
後三年の役で生まれた納豆が、秋田県南の正月を彩る。すり潰した納豆を味噌汁に溶かし込み、山菜やきのことともに冬の寒さをしのぐ。

三杯みそ
味噌を使わないのに「みそ」と呼ばれる謎のある郷土菓子。茶碗で一杯ずつの餅米粉、うるち米粉、小豆を合わせて作る、大曲地方の集まりの定番菓子である。

なすのこうじ漬け
秋田県南で古くから作られる冬支度の漬物。新米の二番米とこうじを贅沢に使い、皮が鮮やかな在来種のなすを長期保存する知恵が詰まっている。

干し餅
別名「凍り餅」とも呼ばれる寒締めの米菓子。天候を見極めながら作る農家ならではの知恵が、さくさくとした歯ごたえと素朴な味わいを生み出している。