
写真出典:農林水産省「うちの郷土料理」
紹介
平たい石を熱してその上であめごや豆腐、こんにゃく、生しいたけなどを味噌とともに焼く石焼き料理である。三好市祖谷地域の山深い地形を背景に、豊富な渓流で獲れるあめごや山菜、石豆腐など地域の産物を活用している。近隣の村との交流の際のおもてなしや、家族や友人が集まる場面で食べられてきたほか、山遊びの野外料理としても親しまれた。家庭ごとに具材は異なり、現在はホットプレートを使った簡便な作り方も普及している。
由来・歴史
平らな石を「ひらら」と呼ぶことからこの名が付いた。祖谷地域に古くから住む人々から自然と生まれた郷土料理と言われており、かまどの上に平たい石を置いて鉄板のように温め、その上で具材を焼く。石が温まるまでの数時間、人々はあめごや山菜を採りに行っていたとされる。
食べ方
かまどの上に平たい石を置き、味噌で丸く土手を作って水や砂糖、酒を入れ、3時間ほど火を通して石を温める。温まったらあめごのほかに鶏肉、豆腐、じゃがいも、生しいたけなど好みの具材をのせて焼く。近隣の村との交流の際や家族・友人の集まり、山遊びの野外料理として食べられてきた。
オンラインで買う
ふるさと納税で取り寄せる
産地
焼き物の名物

あけびの味噌詰め焼き/あけびの油焼き
山形県ではあけびの皮を食べるという全国でも珍しい食文化がある。ほろ苦い皮に味噌を詰めて焼く「あけびの味噌詰め焼き」は、秋の味覚として内陸部の家庭に親しまれてきた郷土料理である。

はもの焼き物
「はも祭り」とも呼ばれる祇園祭の行事食として振る舞われる。生命力が強く遠方からも生きたまま運べたことで、京都の食文化に根付いた淡白な白身魚の焼き物である。

今治焼き鳥
串に刺さない鶏皮を鉄板でプレス焼きする、約50年前に考案された今治独自の焼き鳥。せっかちな商売人の気質に合った「素早く提供」が人気の秘密である。

お好み焼き
「ヘラ」で鉄板から直接かきこむ食べ方が象徴的な、広島のソウルフード。人口10万人あたりの店舗数が全国一位という圧倒的な普及度を誇る。

けんびき焼き
旧暦6月1日「ロッカッシテェ」に岡山の農家で作られた、みょうがの葉で包んで焼く郷土菓子。農作業で疲れた「腱びき筋」を焼きほぐすという言い伝えが残る。

焼きアナゴ
1905年に日露戦争帰りの初代店主が始めた兵庫県のソウルフード。ウナギよりも愛される焼きアナゴは、現在も地域の行事に欠かせない名物として親しまれている。
徳島県の名物

ほたようかん
徳島の方言で「中が空洞」という意味が名前の由来。ふわふわの蒸しパン風お菓子は、大正時代までは「松風」と呼ばれていた。

祖谷のでこまわし
阿波人形浄瑠璃の「木偶」が頭を回す姿に似た、囲炉裏で串を回しながら焼く独特の郷土料理。祖谷の小ぶりな「ごうしゅいも」や岩豆腐、そば団子を味噌だれで焼き上げる。

はすいもの茎の酢の物
しゃきしゃきとした茎の食感が特徴の酢の物。里芋の一種である「はすいも」は実は芋ではなく茎や葉を食べ、沖縄から伝来したことで「りゅうきゅう」とも呼ばれる。

鮎ろうすい
鮎が丸ごと一本入った雑炊「鮎ろうすい」。勝浦川の清流で育った鮎はコケを食べて育ち、腹まで食べられるのが特徴。すだちの香りとともに夏の味覚を楽しむ。

ずきがし
徳島の郷土料理「ずきがし」は、ゆでたずいきを酢で和えると黒かった食材が鮮やかな赤に変化する、見た目も楽しい一品。柚子酢を使った爽やかな味わいが特徴である。

包飯
ご飯をそば米雑炊で「包む」という名の由来通り、別々に炊いたそば米雑炊とご飯を混ぜて食べる徳島県西部の郷土料理。米不足の時代に腹持ちを良くするため考案されたアイデア料理である。