
写真出典:農林水産省「うちの郷土料理」
紹介
キャベツ餅は、炒めたキャベツとつきたての餅を醤油・だし・みりんで味付けして絡める、福島県郡山市逢瀬地区の郷土料理である。シャキシャキとしたキャベツの食感と、もちもちとした餅のやわらかさが対比するのが特徴で、味付けや調理法は各家庭で異なる。逢瀬は米とキャベツの産地であり、農家が自給自足の中で大量に収穫した両方の食材を飽きずに食べるために考案された。一年を通して食べられるが、キャベツの甘さや食感が季節によって変わるため、時期ごとに異なる味わいが楽しめる。近年はチーズを加えた春巻きや白玉団子を使ったアレンジ料理も登場し、伝統と革新が共存している。
由来・歴史
キャベツ餅は郡山市逢瀬地区で80年以上前から食べられている。米とキャベツを栽培する農家が自給自足の生活の中で、豊富に手に入る両食材を組み合わせ、飽きずに食べるための知恵として生み出されたと伝わる。シンプルながらも独自の食感が受け継がれ、現代まで親しまれている。
食べ方
キャベツを炒めて醤油・だし・みりんで味付けし、つきたての餅を絡めて食べる。味付けや炒め具合は各家庭で異なり、またキャベツの甘みや硬さが季節によって変化するため、作る時期で味わいが異なるのも特徴である。一年を通して食べられるが、特に新鮮なキャベツが収穫される時期に好んで作られる。
オンラインで買う
ふるさと納税で取り寄せる
産地
餅の名物

ぼた餅
牡丹の花が咲く春の彼岸に名付けられた餅菓子。農家では俵型に丸めず、茶碗に盛ったご飯の上にあんを載せた簡便な形でも親しまれた。

草餅
「草もち」は餅草(よもぎ)を練り込んだ餅で、旧暦のひな節句に欠かせない供え物として伝わる。新暦では時期が合わず、近年は和菓子店のものを用いることも多い。

焼き餅(やきもち)
残りご飯を味噌で味付けして焼いた、栃木の素朴なおやつ。夏場の傷みやすいご飯を日持ちさせる知恵が生んだ、ほうろくの香ばしさが魅力の家庭の味である。

じゅうねんぼたもち
「十年長生き」の願いを込めた福島の縁起菓子。えごまを「じゅうねん」と呼び、煎って砂糖で味付けしたものをもち米に絡める独特のぼたもちである。

大根もち
鬼おろしにした会津赤筋大根の風味をしっかり味わえる、お好み焼き風の郷土料理。皮に赤い筋が入る伝統野菜をすりおろして焼き上げる。

干し餅
別名「凍り餅」とも呼ばれる寒締めの米菓子。天候を見極めながら作る農家ならではの知恵が、さくさくとした歯ごたえと素朴な味わいを生み出している。
福島県の名物

ざくざく
「ざくざく」とは「細かく切ったもの」が名の由来で、里芋や根菜を角切りにした汁物。慶事には奇数、弔事には偶数の具材を入れるという決まりがあり、冠婚葬祭や祭りの場で長く親しまれてきた。

みそかんぷら
オランダ語が訛って生まれた「かんぷら」という呼び名。出荷できない小さな馬鈴薯を味噌と砂糖で炒めた、農家のアイデア料理である。

鯉の甘露煮
明治時代に士族が始めた養殖が発展し、蚕のさなぎをエサに育てた臭みの少ない鯉を、甘辛く煮込んだ名物料理。一晩寝かせることで味がさらに染み込む。

ほっきめし
漁師たちが船内で食べた漁師飯がルーツ。福島県相馬市の米と松川浦のほっき貝を組み合わせた、だしが染み込む炊き込みご飯である。

サンマのポーポー焼き
サンマの油で火がポーポーと燃えあがることに由来する、いわきの漁師料理。炭火焼きの名残を残す、味噌風味のサンバーグである。

どんこ汁
福島県浜通りの沿岸に生息する「どんこ」という魚を使った汁料理。肝を入れることで凝縮したうまみが特徴で、地元では釣りの楽しみとともに親しまれてきた。