
写真出典:農林水産省「うちの郷土料理」
紹介
ほっきめしは、醤油・砂糖・酒・塩で煮たほっき貝のだしで米を炊き、蒸らす際に貝を戻して混ぜ合わせる炊き込みご飯である。コシヒカリやひとめぼれなど相馬市の米と、松川浦および相馬・双葉沖で獲れるミネラル豊富な海水で育った甘味とやわらかさが特徴のほっき貝が主な食材である。もともとは相馬・双葉沖でほっき貝漁に従事する漁師たちが船内で食べる漁師飯として親しまれ、後に陸上でも広まった。6〜11月のほっき貝が獲れる時期に、飲食店や宿泊施設、家庭で提供される。仕上げにしその葉を散らすほか、針生姜で臭みを抑える家庭や、にんじんやひじきを加える家庭など、加熱具合や具材で家庭ごとの違いが見られる。
由来・歴史
相馬市は古くから米の生産が盛んで、コシヒカリやひとめぼれの出荷額が市内農作物で最も多い。また、福島県唯一の潟湖・松川浦を中心に、明治時代からほっき貝の漁が行われ、名産地として知られてきた。ミネラル豊富な海水で育った大きく甘いほっき貝と、相馬の米という二大特産品を組み合わせたのがほっきめしである。
食べ方
水、醤油、砂糖、酒、塩でほっき貝を煮てだしを取り、一度貝を取り出して米を炊く。蒸らす際にほっき貝を戻し混ぜ、しその葉を散らして完成する。千切りの針生姜を添えると臭みが軽減され、にんじんやひじきを加えることもある。6〜11月頃のほっき貝の旬の時期に、飲食店や宿泊施設、家庭で食べられる。
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産地
福島県の名物

鯉の甘露煮
明治時代に士族が始めた養殖が発展し、蚕のさなぎをエサに育てた臭みの少ない鯉を、甘辛く煮込んだ名物料理。一晩寝かせることで味がさらに染み込む。

キャベツ餅
炒めたキャベツとつきたての餅を絡める郡山・逢瀬の郷土料理。シャキシャキとやわらかい食感のコントラストが魅力で、チーズ入り春巻きなど現代のアレンジも生まれた。

ざくざく
「ざくざく」とは「細かく切ったもの」が名の由来で、里芋や根菜を角切りにした汁物。慶事には奇数、弔事には偶数の具材を入れるという決まりがあり、冠婚葬祭や祭りの場で長く親しまれてきた。

サンマのポーポー焼き
サンマの油で火がポーポーと燃えあがることに由来する、いわきの漁師料理。炭火焼きの名残を残す、味噌風味のサンバーグである。

どんこ汁
福島県浜通りの沿岸に生息する「どんこ」という魚を使った汁料理。肝を入れることで凝縮したうまみが特徴で、地元では釣りの楽しみとともに親しまれてきた。

にしんの山椒漬け
「にしん鉢」と呼ばれる専用の器が存在するほど愛された、会津の伝統保存食。北海道産の干物に山椒の葉を重ね、酢と醤油で漬け込むことで、にしんの臭みを消し爽やかな風味に仕上げる。