
写真出典:農林水産省「うちの郷土料理」
紹介
そまげは、煮干しの出汁を効かせた大根・人参・ねぎなどの野菜汁にそば粉を混ぜ、だんご状に練り上げた料理である。宮崎県東臼杵郡椎葉村を中心とした山間部で伝承され、痩せ地に適するそば栽培が盛んだった背景がある。かつてはお米の代用として寒い日に食べられ、固くなったものは囲炉裏で焼いて食べることもあった。家庭により味付けの濃淡や野菜の配合に違いがあり、鹿児島県や都城市ではさつまいもを加える類似の食べ方も存在する。現代では椎葉村の郷土料理として後継者育成が進められている。
由来・歴史
「そまげ」の「そま」はそば、「げ」はおかゆを意味する。そばは8世紀頃から栽培され、米を節約するため山間部で広く作られた。椎葉村間柏原では戦中頃まで「ソバガイ」という名で、さつまいものねりくりにそば粉を混ぜた類似の食べ方があった。椎葉村のそまげは、淡白な山菜・野菜を油や薬味で濃厚かつ清鮮に仕立てた、そばを活用した見事な山の料理である。
食べ方
いりこでだしをとり、千切りの大根・人参・ねぎを塩・醤油で煮て、煮立ったところへそば粉を混ぜ込みだんご状にする。固くなったら小さく切って焼いても食べられる。かつては寒い日の食事として食べられ、お米の代用として親しまれた。
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産地
宮崎県の名物

酢のしゅい
「しゅい」は「汁」の意。江戸時代から広まった米酢を使い、おろし大根とイワシを煮た温かい酢の汁物。冷たいなますとは対照的に、寒い日の体を温める知恵が詰まった宮崎の郷土料理である。

とりめし
稲刈りの合間に田んぼの畔で食べた「とりめし」のおむすび。宮崎県はブロイラー飼養羽数全国1位の鶏肉王国であり、農家飯から生まれた庶民の味は、ご当地グルメコンテスト優勝で脚光を浴びた。

歳とり膳/年取り膳/年越し料理
大晦日の夜、家族揃って「歳を一つ取る」ことを祝う豪華な膳。旧暦の日没から始まる新年を、高膳に盛られた縁起物と共に迎える古い風習である。

せりのよごし
「よごし」の名は、すり鉢やすりこ木を汚しながらつくることに由来するせりの白和え。奈良時代から続く日本原産の野菜を、豆腐と白ごまのまろやかな和え衣でいただく春の味覚である。
ふるさと納税千切り大根(切り干し大根)のまだか漬け
「まだかぁ~」と待ちきれず声が上がるほどの美味しさが名前の由来。宮崎県産の千切り大根を使った、体に良い具材が詰まった健康的な漬物である。

魚ずし
江戸時代、天領地・門川町に赴任する役人が待ち望んだという「魚ずし」。宮崎県沿岸部に伝わる姿ずしは、四国から渡った人々がもたらしたとされ、今も祭りで即完売する人気の一品である。