
写真出典:農林水産省「うちの郷土料理」
紹介
わけぎのぬたは、ゆでたわけぎを白みそ・砂糖・酢・みりんであえた和え物である。くせがなく甘みのある尾道産のわけぎが、まろやかな白みそのタレと絡む。主な伝承地域は尾道市・三原市・呉市であり、瀬戸内海沿岸の温暖な気候がわけぎ栽培に適している。年間通して食べられるが、2月末から3月上旬が旬で甘味とうまみが増す。桃の節句(ひな祭り)には子孫繁栄を願う縁起物として食べられ、家庭によってはたこ・あさり・油揚げ・練り物を加えることもある。餃子や炒め物など多様な調理法にも対応し、現代でも広島の食卓に親しまれている。
由来・歴史
わけぎはねぎとエシャロットの交雑種で、種子を作らず球根が分かれて増える性質から「分葱(わけぎ)」と呼ばれる。1玉が半年で50球以上に増える繁殖力により「子宝に恵まれる」縁起物とされ、桃の節句に食される習わしが生まれた。尾道は大正・昭和初期から産地となり、昭和30年代に早出し栽培を確立、昭和60年代に周年収穫が可能となり、ビニールハウス普及で厳寒期も安定生産できるようになった。
食べ方
わけぎを3cm程度に切ってゆで、白みそ・砂糖・酢・みりんを混ぜたタレであえる。からし酢みそを用いることもある。家庭によりたこ・あさり・油揚げ・練り物などを加えてアレンジされる。年間通して食べられるが、2月末から3月上旬が最盛期で、この時期は甘味とうまみが増している。桃の節句(ひな祭り)には子孫繁栄を願う縁起物として特に好んで食される。
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産地
広島県の名物

もぶり
広島の方言で「混ぜる」を意味する「もぶる」が名前の由来。干ししいたけや根菜、黒豆などを炊きたてご飯に混ぜ込んだ混ぜご飯で、農作業の携行食から祝い事のちょっとしたごちそうまで、幅広く親しまれてきた。

お好み焼き
「ヘラ」で鉄板から直接かきこむ食べ方が象徴的な、広島のソウルフード。人口10万人あたりの店舗数が全国一位という圧倒的な普及度を誇る。

美酒鍋
「びしょ鍋」が正式名称だった?酒蔵のまかないから生まれた鍋料理で、杜氏が利き酒に支障のないよう日本酒で仕上げた味付けが特徴。

かきの土手鍋
鍋のふちに塗った味噌を崩しながら味を調節する独特の食べ方が特徴。全国生産量半分以上を占める広島のかきを、冬の風物詩として味わう郷土料理である。

あなご飯
明治34年に宮島口駅で駅弁として誕生した「あなご飯」。潮流の速い瀬戸で育った脂がのった「瀬戸のあなご」を、かば焼きにしてだし炊きご飯に敷き詰めた宮島名物である。

八寸
器の大きさか材料の多さにちなむ名の、浄土真宗門徒の伝統煮物。冠婚葬祭で具材の数や色が変わる、海と山の恵みを合わせた広島西部の知恵料理。