
写真出典:農林水産省「うちの郷土料理」
紹介
米粉に砂糖を練り込み棒状にして専用の木型に入れ、蒸し上げた和菓子である。白色が標準だが黒糖・よもぎ・くるみ・ごま・あずきなどのバリエーションもある。主に岐阜県東濃地域で作られ、山間部の農村地帯で親しまれてきた。桃の節句のお供えや、子どもたちが家々を回ってお雛様を拝見する「がんどうち」という行事で振る舞われ、日常のお菓子としても食べられてきた。家庭によって練り込む具材や色合いが異なり、今日では農産物直売所や道の駅、インターネットで一年中購入できる郷土菓子として定着している。
由来・歴史
江戸末期ごろ、東濃地域で桃の節句に作られるようになったと伝わる。名称の由来は二説あり、一つは高級珍味のボラの卵巣塩漬け「からすみ」に形状が似たことから、海から遠いこの地で代替品として名付けられたとする説、もう一つは中国・唐時代の文鎮兼すずり「唐墨(からすみ)」に形が似たとする説がある。山型の断面には「わが子が日本一幸せになれるように」という願いが込められ、富士山を模した形となっている。
食べ方
米粉に砂糖を練り込み棒状にして専用の木型に入れ、型を外して15〜30分蒸し上げて作る。白色が基本だが、黒糖・よもぎ・くるみ・ごま・あずきなどを生地に練り込むバリエーションもある。桃の節句のお供えや、かつては「がんどうち」という子どもの行事で振る舞われたが、現在は東濃地域の農産物直売所や道の駅、インターネット通販で一年中入手できる。
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産地
岐阜県の名物

鮎の塩焼
1300年の歴史を誇る「鵜飼」で獲れた鮎は皇室や伊勢神宮へ奉納される由緒正しい味。木曽川・長良川・揖斐川の清流で育まれた鮎を、炭火でじっくり焼き上げた夏の風物詩である。

鮎ぞうすい
傷ついて市場性を失った鮎を惜しみなく味わう知恵から生まれた「鮎ぞうすい」。素焼きの香ばしさとだしの旨みが溶け合う、岐阜の夏の風物詩である。

へぼ飯
江戸時代からの記録がある貴重な高タンパク食。海から離れた山間部で、大切なお客へのご馳走として振る舞われたクロスズメバチの幼虫料理である。

こも豆腐
藁編みのむしろ「こも」で豆腐を包んで茹でると、表面に無数の気泡が立ち、ワラの香りと美しい模様が生まれる。飛騨のおもてなし料理として、盆や正月に振る舞われてきた。

桑の木豆煮
明治・大正の養蚕業で台風から桑を守るために桑の木に絡ませた豆が名の由来。「飛騨・美濃伝統野菜」に認定される赤いかすり模様のインゲン豆を、醤油と砂糖で甘辛く煮込んだ郷土料理である。

寒干大根煮
マイナス20度の夜と太陽の日差しを繰り返し、大根が飴色に変化する。飛騨・山之村の「天空の里」で生まれた、厳冬の知恵が詰まった保存食である。