
写真出典:農林水産省「うちの郷土料理」
紹介
朴葉の上に自家製のこうじ味噌を乗せて焼く料理である。朴葉の抗菌作用と香りが味噌に移り、ご飯や酒の肴に最適な味わいとなる。主に飛騨・高山地方に伝わり、林業が盛んな当地では杣人たちの山仕事の食文化として発達した。厳しい冬の囲炉裏の火で朴葉を敷き、漬物や味噌を温めながら食べる習慣があった。秋に落葉した朴の葉を冬前に集めて保存し、寒い季節に重宝された。現代では飛騨牛やキノコ、ネギを一緒に焼くアレンジも生まれ、土産物としても定着している。
由来・歴史
林業が盛んだった飛騨地域で、山仕事を生業とする杣人たちが朴葉を皿代わりにして焼き味噌をしたのが始まりとされる。朴の木は日本全国の山々に自生する落葉広葉樹で、葉には抗菌作用があり食べ物を日持ちさせる特性があった。この料理は一般家庭に普及し、昭和40年代には土産物としての販売も始まった。
食べ方
朴葉の上に味噌を乗せ、炭火で焼きながら食べるのが本来の方法である。ホットプレートやフライパンでも朴葉の香りが引き立つ。秋に茶色く落葉した朴の葉を冬になる前に集めて保存し、飛騨・高山地方の厳しい冬の囲炉裏で味噌を温めながら食べる習慣があった。現代では飛騨牛やキノコ、ネギなどを一緒に焼く食べ方も広まっている。
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産地
岐阜県の名物

大歳のごっつぉ
「糸昆布」が必ず入る縁起物。細長く長生きできるようにとの願いを込め、岐阜県の年末年始を彩る鍋物である。地域や家庭で具材や名称が異なるのも特徴。

ねずし
「ねずしがないと正月が来ない」と言われる飛騨の発酵寿司。厳寒の土地で生まれた甘酸っぱくマイルドな味わいは、全国のなれずしの中でも食べやすいと評判である。

もろこずし
木曽三川の水郷が育んだ押し寿司。小さな淡水魚「もろこ」を甘辛く煮詰め、酢飯と重ねた正月のもてなし料理で、西濃地域に今も息づく素朴な味わいである。

朴葉ずし
手を汚さず食べられる携帯食が華やかな初夏の御馳走へ。朴の葉の殺菌・防カビ効果が、高温多湿の田植え期に重宝された知恵の料理。

いももち
稲刈り後の労をねぎらう晩秋の味。里芋と米を炊き込んで丸め、生姜醤油で頬張る粘り気の強い郷土食。かさ増しの知恵から生まれた貴重な主食代わりの逸品である。

みそぎだんご
羽島市の伝統菓子「みそぎだんご」は、みたらし団子にあんを入れた革新的な発想から生まれた。八剣神社の「みそぎ神事」にちなむ名前で、6月末の無病息災祈願の縁起菓子として親しまれる。