
写真出典:農林水産省「うちの郷土料理」
紹介
殻付きのまま塩茹でにした落花生で、殻をむいて薄皮ごと食べる。塩味が引き立つシンプルな味わいである。主な産地は秦野市・二宮町・大磯町で、富士山の火山灰土壌が適した秦野盆地では明治から葉たばことの輪作で栽培が続いた。もともと8〜9月の収穫期に出荷見送りになった未熟豆を農家が食べていたもので、現在もこの季節に生豆を求めて直売所に足を運ぶ人が多い。家庭ごとに茹で時間や塩加減に違いがあり、地元農協による1989年の冷凍商品化「うでピー」により通年食されるようになった。
由来・歴史
日本での落花生栽培発祥の地が神奈川県である。明治初期、横浜で落花生を得た大磯の農家が栽培を始め、二宮町で品種改良が進められ全国へ拡大した。秦野では「相州落花生」として名産化し、研究と改良を重ねた風味豊かな品種が育てられた。茹で落花生は出荷不能な未熟豆を農家が塩茹でして食べていたもので、1989年に地元農協が冷凍商品「うでピー」として商品化し、地域名物として定着した。
食べ方
水洗いした殻付き落花生を塩を入れた大量の湯で30分から1時間ほど煮る。殻を剥き、内側の薄皮をむかずにそのまま食べる。冷凍品であれば一年中食べられるが、生豆から作る場合は8〜9月の収穫期が旬となる。直売所で生落花生を購入し、自宅で調理する家庭も多い。
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産地
神奈川県の名物

生しらす丼
水揚げ当日しか味わえない幻の一品。湘南・茅ヶ崎・鎌倉・江の島で獲れた生しらすを酢飯に豪快に盛り付け、醤油をたらして食す海の幸丼である。

へらへら団子
「箆に似ている」「平たく押しつぶした形」など諸説ある名前の由来が興味深い、横須賀市佐島のあんころもち。江戸時代から続く船祭りで豊漁と無病息災を願い奉納されてきた。

よこすか海軍カレー
明治時代、日本海軍が脚気予防のため導入した「海軍カレー」を現代に再現した横須賀発祥の名物。牛乳・サラダを添える海軍式のスタイルで、レトルトは20種類以上展開される。

シューマイ
横浜市のシューマイ消費額は全国平均の2倍以上。崎陽軒の駅売店シウマイと中華街の存在が、神奈川県民の食文化を形作った。

田にしの味噌煮
春の飯山観音花祭りで「タニシ町」と呼ばれるほどの賑わいを見せた、甘辛味噌に煮込んだ田にしの郷土料理。かつては農家の日常食として親しまれた。

奈良茶飯
東海道の宿場・川崎で旅人を魅了した「ファーストフード」。十返舎一九の『東海道中膝栗毛』に登場し、大名も立ち寄る人気店となった万年屋の名物料理が、現代に復活した。