
写真出典:農林水産省「うちの郷土料理」
紹介
ねぎぬたは、埼玉県深谷市のブランドネギ「深谷ねぎ」を蒸して酢味噌で和えた郷土料理である。冬ネギの強い甘みととろける食感が、すりごま入りの酢味噌と絶妙に調和する。埼玉県はネギ生産量全国2位・作付面積全国1位を誇り、県南東部で夏ネギ、深谷市を中心とする県北東部で冬ネギが栽培される。ねぎぬたは結婚式などの祝い事の締めくくりに供され、出席者に出されると「もうすぐお開き」の合図となった。家庭ではイカやちくわを加えるなどアレンジも見られ、11月23日の「深谷ねぎらいの日」にはねぎ束を贈る文化も根付いている。
由来・歴史
埼玉県はネギ生産量全国2位・作付面積全国1位であり、深谷市の「深谷ねぎ」は特に有名なブランドである。ねぎぬたはこの深谷ねぎを使った郷土料理で、祝い事に欠かせない縁起物として発展した。かつては出席者に出されることで「もうすぐお開きですよ」という合図の役割を果たし、宴席の締めくくりを告げる象徴的な料理となった。
食べ方
深谷ねぎを3cm程度に切り、やわらかく蒸してからざるで冷まし、水気をしっかり絞る。すりごま・砂糖・味噌・酢を合わせた酢味噌と和える。イカやちくわを加えるアレンジもある。結婚式などの祝い事の締めくくりに供されるほか、日常の家庭料理としても親しまれている。
オンラインで買う
ふるさと納税で取り寄せる
産地
埼玉県の名物

ゼリーフライ
「銭フライ」がなまって「ゼリーフライ」となった小判型の揚げ物。おからとジャガイモを主材に、ウスターソースの味付けとモチモチ食感が特徴の行田市民のソウルフードである。

煮ぼうとう/ひもかわ
埼玉県を代表する幅広麺の煮込み料理。渋沢栄一が愛した「煮ぼうとう」は、毎年11月11日の命日に「にぼうと会」で供され、地元の食文化を今に伝える。

かてめし
醤油を使うハレの日の飯物として、五目ちらしよりも重宝されたという秩父の名物料理。米のかさを増やす工夫から生まれた庶民の知恵が、現代も家庭で受け継がれる。

塩あんびん
砂糖が高価だった江戸時代、庶民が生み出した知恵の菓子。塩味のあんをもちで包んだ「塩あんびん」は、埼玉県北部・東部で新米収穫や子どもの成長祝いに欠かせないハレの日の味である。

いがまんじゅう
赤飯が栗のイガのようにまんじゅうを覆う、埼玉県北東部の縁起菓子。甘じょっぱい味わいともっちり食感が意外な調和を生み、ハレの日に親しまれてきた。

冷や汁/すったて
「すったて」とは、野菜をすりばちですりたてを食べていたことに由来する。四方を川に囲まれた川島町で稲作の農家に親しまれ、夏の農繁期に手間なく栄養を補給できるうどんのつけ汁として重宝された。