
写真出典:農林水産省「うちの郷土料理」
紹介
なまずの天ぷらは、皮を取らずに身を包丁でたたき高温で揚げることで、ふっくらやわらかな食感とサクサクの衣が楽しめる料理である。群馬県板倉町は「群馬の水郷」と呼ばれ、利根川や渡良瀬川など全国規模の一級河川が広がる豊かな水源に恵まれた土地である。雷電神社や高鳥天満宮への参拝客に向けて名物料理として振る舞われるほか、川魚問屋が軒を連ねる地域の飲食店で常時提供されている。飲食店によっては1週間かけて泥抜きを行うなど下ごしらえにこだわり、身の残りは「たたき揚げ」に活用するなど、なまずを余すところなく使い切る知恵が受け継がれている。
由来・歴史
板倉町はかつて利根川・渡良瀬川をはじめとする豊かな河川・池・沼に恵まれ、うなぎやコイ、どじょうなど多様な川魚が特産品として親しまれてきた。なまずはその中でも人気を博し、たたき揚げや刺身など様々な調理法が生まれたが、中でも「なまずの天ぷら」が代表格として定着した。全国最大規模の河川が流れる水郷ならではの食文化として、県外から食べに来る観光客や食通も多い名物料理となっている。
食べ方
泥をかぶるなまずは下ごしらえが重要で、飲食店では1週間かけて泥抜きし臭みを取り除く。天ぷら用は身のほんの一部であるため、残りは野菜や豆腐と混ぜて団子にし「たたき揚げ」として提供されることもある。皮を取らず身を包丁でたたき高温で揚げるのがコツで、雷電神社や高鳥天満宮への参拝の際や、川魚問屋が集まる地域の飲食店で通年楽しめる。
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産地
群馬県の名物

鮎塩焼き
群馬県の県魚・鮎を、神流川の楢炭で直火焼きする。夏の友釣り解禁期にしか味わえない、香り高く身の引き締まった逸品である。

鶏めし
秘伝のたれが決め手の「鶏めし」は、群馬県民と観光客に長年愛される名物。上州地鶏の瑞々しい肉質と、老舗が守り続ける味わいが魅力である。

すき焼き
「ぐんま・すき焼きの日」に県内の学校で給食として提供されるほど定着した、群馬の食文化。上州牛と下仁田ねぎなど県産食材だけで作る「自給率100%」の鍋料理で、745人分のギネス記録も達成した。

花いんげんの煮豆
標高900m以上の冷涼な高地でしか育たない「高原花豆」を、乾燥させてからやわらかく煮込んだ吾妻地域の定番保存食。おせちや神棚への供え物としても重宝されてきた。

ざく煮
婚礼の膳に供され、夫婦が「水と油にならぬように」と油を使わないという願いが込められた群馬の縁起汁。するめをだしにした独特の風味が特徴である。

すみつかれ
正月の鮭の頭と節分の豆、食べ頃を過ぎた大根を煮込む「すみつかれ」。江戸時代から初午の日に稲荷神社へ供え、無病息災を願う北関東の行事食である。