
写真出典:農林水産省「うちの郷土料理」
紹介
ほやは甘味・酸味・塩味・うま味・苦味の五味を持ち、タウリンや亜鉛、ビタミン類も豊富な「海のパイナップル」と称される食材である。岩手県三陸沿岸北部の洋野町(旧種市町)では、水深20〜30メートルの海底に生息する天然ほやが「南部潜り」と呼ばれる100年以上の歴史を持つ特殊な潜水技術で採取される。主に5月から8月の旬の時期に、殻と内臓を除いた身をきゅうりとともに二杯酢で和えて食べられる。養殖物もあるが、天然物は一段と風味がよく、素焼きや炊き込みご飯でも楽しまれる。
由来・歴史
ほやは成長に3〜4年を要し、鮮度が命の食材である。岩手県では天然物が水深20〜30メートルの海底に生息しており、三陸沿岸北部の洋野町(旧種市町)に100年以上前から伝わる「南部潜り」という潜水技術を持つダイバーがひとつひとつ採取する。この技術により得られる天然ほやは非常に貴重とされている。
食べ方
殻と内臓を取り除いた身を食べやすい大きさに切り、きゅうりや塩とともに二杯酢で和えて食べる。独特の風味があるため酢の物が一般的だが、天然物は素焼きや炊き込みご飯としても美味しい。主に5月から8月頃、ほやが獲れる時期に食される。
オンラインで買う
ふるさと納税で取り寄せる
産地
岩手県の名物

くるみ豆腐
鬼ぐるみの渋皮を丁寧に取り除いて作る「くるみ豆腐」は、ごま豆腐より手間暇がかかる江刺地方の精進料理である。地元では「おいしい味」を「くるみあじ」と呼ぶほど、くるみが食文化に深く根付いている。

しだみだんご
どんぐりを救荒食から郷土スイーツへと変えた「しだみだんご」。太平洋からの冷たい風「やませ」による凶作に備え、岩手の山々が育んだ知恵の味である。

くるみ雑煮
「くるみあじ」と呼ばれる深い味わいが特徴の三陸の正月料理。鬼ぐるみをねっとりすった「くるみだれ」で焼きもちをいただき、汁ものと和え物の2通りの味を楽しむ。

みずたたき(とろろ)
大蛇が棲む湿地に生える山菜「みず」を、根元の赤い部分をたたいて味噌で和えた郷土料理。独特のぬめりとしゃきしゃきした食感が特徴で、すりつぶすと「みずとろろ」となる。

けんちん汁
小正月に女性を休ませるため大量に作り、温めなおして食べた知恵の汁物。岩手では豆腐を油で炒めてそぼろ状にし、気仙地方では椿油の香りが特徴である。

どんこ汁
三陸沿岸で獲れるエゾイソアイナメの「どんこ」を使った味噌汁。肝の濃厚な脂と淡泊な白身が特徴で、産後の体力回復や恵比寿講の縁起物として重宝されてきた。