
写真出典:農林水産省「うちの郷土料理」
紹介
きゅうり、なす、みょうが、ぼたんこしょう、大根の味噌漬けなどを細かく刻み混ぜた、夏野菜のふりかけ的な料理である。主に長野県北信地域で食べられ、米こうじと大豆でつくる淡色辛口の信州味噌を使った漬物が味に深みを添える。夏の定番メニューとして親しまれ、暑くて食欲がない時でもご飯が進む食べ物として重宝された。家庭ごとに自由なアレンジが可能で、おくらやながいも、たくあんやぬか漬けを加えるなど、家にある野菜を使い分ける。現代では素麺や冷奴との相性も良く、多様な食べ方が広がっている。
由来・歴史
「やたら」という名は、野菜をやたらと刻んだり、やたらとなんでも入れたりする調理法に由来するとされる。青唐辛子の「ぼたんこしょう」は、牡丹の花のように見えることから名付けられ、古くからこの地域で栽培されてきた。平成20年には信州の伝統野菜に認定された。信州味噌は日本全体で生産・消費が全国一を占め、やたらの味わいを支える重要な要素となっている。
食べ方
あたたかいご飯にかけて食べるのが基本で、醤油やカツオ節を加えると風味が増す。夏の毎食、とれたての野菜を使って作られ、唐辛子やみょうがの食欲増進効果と、夏野菜のカリウムによる体の冷やし効果で夏バテ防止にも役立った。素麺や冷奴との組み合わせも楽しまれる。
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産地
長野県の名物

やしょうま
涅槃会の日に子どもたちが「引き歩いた」米粉団子。箸で凸状にした棒状の形や、色とりどりの模様が特徴的な、長野県北部の伝統菓子である。

手打ちそば
「霜下そば」の異名を持つ戸隠そばは、朝霧に守られた標高700mの高冷地で育まれる。一本棒・丸伸ばしという古式の手打ち法と、安曇野産わさびの辛みが織りなす至極の一杯。

天寄せ
諏訪大社御柱祭のおもてなし料理として振舞われる寒天の「寄せもの」。慶弔で色を使い分ける独特の食文化が残る。

たなばたほうとう
月遅れの七夕にだけ食べられる「七夕ほうとう」は、太い小麦麺に小豆あんやきなこを和えた松本の特別な甘味。新麦の収穫期と重なる8月7日に、厄払いの七夕人形と共に供えられてきた。

たけのこ汁
山へ帰ると言われるほど鮮度が命の根曲がり竹に、海なし長野が愛するサバ缶を合わせた意外な組み合わせ。昭和に広まった缶詰が、山の幸を引き立てる名脇役となった郷土の味噌汁。

すんき漬け
塩を一切使わない無塩の漬物で、貴重な塩を節約する生活知恵から生まれた木曽地域の発酵食品。独特の酸味が特徴で、最近ではヨーグルトに匹敵する乳酸菌含有量が注目されている。