
写真出典:農林水産省「うちの郷土料理」
紹介
山ごんにゃくの刺身は、八女市北部の山間地で栽培されるこんにゃく芋を、乾燥・粉化せずに直接加工した刺身である。昔ながらの製法により芋の味や香りが残り、弾力があり歯ざわりの良い食感が特徴である。主な伝承地域である八女市北部は、こんにゃく芋の栽培に適した山間の傾斜地を持ち、地元ではこんにゃく玉を「鬼頭」と呼ぶ。年間を通して食卓に上がり、刺身のほか白あえ、でんがく、煮物などの脇役として重宝されている。家庭により味付けや食べ方に違いがあり、最近では食物繊維を含む低カロリー食品として健康志向の食材としても注目されている。
由来・歴史
こんにゃくの歴史は鎌倉時代に遡り、当初は貴族や僧侶の薬や間食であった。室町時代には庶民にも広まり、安土桃山時代には織田信長が赤こんにゃくを作らせた逸話も残る。現在の製法の基礎は1776年に水戸藩で生まれたが、八女市北部の山間地では従来の直接加工法が今も受け継がれ、風味豊かな「鬼頭」として親しまれている。
食べ方
わさび醤油や酢味噌を添えて刺身として食べるほか、白あえ、でんがく、煮物など多様な料理に用いられる。年間を通して食卓に並び、特に整腸効果や低カロリーという健康面での価値から、現代でも日常的に重宝されている。
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産地
福岡県の名物

柳川なべ
「水の都」柳川の名物は、ドジョウをごぼうと卵でとじた滋味深い鍋料理。江戸の「どぜう鍋」とは別系統として独自の進化を遂げた、暑い夏を乗り切るための滋養食である。

ゆずごしょう
「こしょう」とは唐辛子のこと。福岡・英彦山の山伏が薬として始めたと伝わる、柚子と青唐辛子の鮮烈な香りが特徴の調味料である。

若鶏の水炊き
博多祇園山笠の直会で必ず食される福岡の鍋料理。外国船がもたらした中国風鶏煮が、長崎から福岡へ渡り西洋スープと融合して生まれた、通年楽しめる郷土の味である。

とうへい鍋
捨てられていたクロアナゴを漁師が鍋にしたのが始まり。骨まで味噌スープに溶かし込む、宗像市大島にだけ残る希少なハレの日の伝統鍋である。

鶏肉のすき焼き
江戸時代の飢饉で生まれた福岡藩の「鶏卵仕組」が起源。砂糖をたっぷり入れた濃厚な甘辛味が、地元では年中親しまれる。初めての人は驚くが、やみつきになる味わいである。

酢もち
正月の最後の餅を手でちぎり、大根おろしとだいだいの合わせ酢で和える福岡県豊前地域の郷土料理。ジアスターゼとクエン酸が入った消化に良い健康食として古くから伝わる。