
写真出典:農林水産省「うちの郷土料理」
紹介
宇治金時は、かき氷に小倉あんと抹茶シロップをかけた甘味である。京都府南部の山城地域、特に宇治市・和束町・南山城村を中心に生産される「宇治茶」の最高級品である抹茶を使用し、鮮やかな緑色と渋みのある甘さが特徴となる。京都市をはじめ府内のカフェや茶店で提供され、夏に好んで食べられてきた。近年では白玉やアイス、抹茶ゼリーを添えたパフェ風のアレンジも一般的となり、通年販売される定番スイーツとして親しまれている。家庭では専門店の抹茶シロップを購入して再現することも可能である。
由来・歴史
宇治茶の栽培は、1191年に栄西禅師が宋から持ち帰った茶の種子を明恵上人が栂尾に播いたことに始まる。足利義満・義政の時代に栽培が推奨され、喫茶の習慣の広がりとともに贈答用の一級品へと発展した。江戸時代中期、永谷宗圓が確立した「宇治製法」により品質が向上し、江戸で評判を博して全国に知れ渡った。
食べ方
器に盛ったかき氷に小倉あんと抹茶シロップをかけて食べる。飲食店では白玉やアイス、抹茶ゼリーを豪華に盛り付けたパフェ風のアレンジも多い。カフェやレストランで通年販売されるが、本来は夏に好んで食べられる季節の甘味である。京都の宇治茶専門店では抹茶シロップが販売されており、家庭でも再現可能である。
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産地
京都府の名物

ずいきの炊いたん
里芋の葉柄「ずいき」を使った京の夏のおばんざい。北野天満宮の「ずいき祭り」では、太い赤ずいきで葺いた神輿が五穀豊穣を祝う。シャキシャキとした食感とさっぱりとした味わいが特徴である。

たけのことふき・生節の炊いたん
海から遠い京都ならではの「生節」という鰹節を使った春のおばんざい。たけのこ農家が繁忙期に備えてふきを常備したという実用的な由来を持つ。

たけのこの木の芽和え
「木の芽和え」と聞けば京の春を思い出すほど定着した郷土料理。白味噌と卵黄のまろやかな味噌だれが、たけのこの甘みと木の芽の香りを引き立てる。

鯛蕪/聖護院かぶと鯛の煮物
「であいもん」と呼ばれる縁起物の煮物。タイと聖護院かぶの意外な組み合わせは、享保年間から続く京の冬の風物詩である。

すぐき漬け
京都三大漬物の一つに数えられる「すぐき漬け」は、かつて上賀茂神社の社家のみが作る御所献上の高級品だった。独特の酸味と乳酸発酵による風味が、冬の食卓を彩る。

白味噌の雑煮
平安時代から貴族の間で食された白味噌を使い、丸餅や頭芋、金時人参を入れた京都の正月の風物詩。円満や子孫繁栄を願う縁起物の具材が特徴である。