
写真出典:農林水産省「うちの郷土料理」
紹介
削った氷に加糖練乳をかけ、小豆、寒天、チェリー、レーズン、みかん、パインなど色鮮やかな具材を盛り付けた氷菓子である。練乳の甘みが氷でほどよく薄まり、果物が食感と味のアクセントとなる。鹿児島県を代表する夏の風物詩として子どもから大人まで幅広く親しまれている。発売当時は一般のかき氷の2倍以上の価格で庶民の憧れだったが、現在は家庭でも手軽に作られ、アレンジ版も多く楽しまれている。
由来・歴史
昭和20年代に鹿児島の老舗飲食店が発祥とされる。当初は白蜜・赤蜜のシンプルなかき氷だったが、いちごに牛乳をかけたことにヒントを得て練乳を使用。甘すぎたため改良を重ね、さっぱりとした練乳ミルク風味のシロップを完成させた。彩りのため外側にアンゼリカ、チェリー、レーズンをトッピングしたところ、上から見た姿が白熊に似ていたことからこの名がついた。戦後の食糧難が落ち着き、食に贅沢を求められるようになった時代を象徴する料理でもある。
食べ方
氷を削り加糖練乳をかけ、食べやすくカットしたフルーツや小豆、寒天などを色鮮やかに盛り付ける。練乳の甘みと氷の冷たさ、果物の食感を同時に楽しむ。夏の風物詩として鹿児島県で広く食べられ、チョコレートやプリン、抹茶シロップを使ったアレンジ版も人気である。
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産地
鹿児島県の名物

豚骨
西郷隆盛も愛した薩摩武士の野外料理がルーツ。豚骨を焼酎で炒り、黒砂糖と麦味噌で煮込む鹿児島の味噌煮込み鍋。

鶏刺し
江戸時代の闘鶏文化が生んだ日本屈指の鶏肉生食文化。薩摩地鶏の弾力ある肉質を、醤油と薬味で味わう鹿児島の名物料理である。

つけあげ
鹿児島の「つけあげ」は、砂糖と地酒「灰持酒」で甘く仕上げるのが特徴。江戸時代に島津斉彬が考案した説や、琉球の「チキアーギ」が由来という説もある、保存性に優れた郷土の味である。
ふるさと納税さつますもじ
宮中の女房言葉に由来する「すもじ」の一種で、鹿児島の庶民が季節の野菜と地酒で手際よく混ぜる豪快なちらしずし。殿様の「酒ずし」と対をなす祝いの食文化である。

さつま汁
闘鶏で負けた鶏をその場で調理したのが始まりという、鹿児島の武士の食文化が息づく具だくさんの味噌汁。鶏の出汁が染み出した滋味深い一杯は、今も冬の定番として親しまれている。

さつまえび雑煮
椀からはみ出るほどの大きな焼きエビが豪快に載る正月の雑煮。薩摩藩主・島津家に献上されていた出水沖の焼きエビが、庶民の祝い膳へと広まった歴史を持つ。