
写真出典:農林水産省「うちの郷土料理」
紹介
せんぶきまげは、福岡県で「せんぶき」と呼ばれるわけぎを塩ゆでし、根元を三つ折りにして残りを巻きつけた独特の形状の酢味噌和えである。ねぎより柔らかく甘みのあるせんぶきは、白味噌・砂糖・練りからしに酢を加えたからし酢味噌と合わせる。主な伝承地域は福岡県で、筑前地方では節句や盆が1か月遅れの旧暦で行われる風習があり、4月3日のひな節句のごちそうとして欠かせない。家庭ごとにタニシがない場合はもだま(フカの尾)やおばいけ(クジラの皮下脂)を代用することもあり、現代ではざく切りして日常のおかずとすることも多い。
由来・歴史
わけぎは福岡で「せんぶき」と呼ばれ、根元が2つに分かれる特徴を持つ。2月から3月にかけて美味しくなり、ゆがいて曲げて盛りつけることから「せんぶきまげ」の名がついた。ひな節句のころ、急に寒くなる「たにし寒」の時期にタニシがよく採れることから、タニシとセットで食べられるようになった。
食べ方
せんぶきは色よく塩ゆでし、根元を三つに折り、残りをぐるぐる巻きつけて結ぶ。白味噌・砂糖・練りからしをすり、少しずつ酢を加えてからし酢味噌を作り、ワカメとともに添えて食べる。4月3日の旧暦ひな節句のごちそうとして供され、春を告げる料理として親しまれてきた。
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産地
福岡県の名物
ふるさと納税瀬高の高菜漬け
1メートルを超える背丈が名前の由来。明治に中国由来の青菜と在来種を掛け合わせ誕生した「三池高菜」は、筑後の豊かな水と土が育む栄養豊富な保存食である。

酢もち
正月の最後の餅を手でちぎり、大根おろしとだいだいの合わせ酢で和える福岡県豊前地域の郷土料理。ジアスターゼとクエン酸が入った消化に良い健康食として古くから伝わる。

鶏肉のすき焼き
江戸時代の飢饉で生まれた福岡藩の「鶏卵仕組」が起源。砂糖をたっぷり入れた濃厚な甘辛味が、地元では年中親しまれる。初めての人は驚くが、やみつきになる味わいである。

おきゅうと
太平洋戦争前には「おきゅうと売り」が朝の町を歩き回るほどの人気で、飢饉時代には「御救人」として多くの命を救った福岡の海藻加工食品。

ぬかみそ炊き
小笠原藩の陣中食「陣立煮」がルーツの保存食。百年もののぬか床を使い、青魚の生臭さを消す「おささじ煮」の別名も持つ北九州の知恵料理である。

のうさば
「のうさば」は、はえ縄漁で掛かったサメが語源とされる福岡県鐘崎の珍味。正月のおせちに欠かせぬ「鐘崎数の子」の別名でも親しまれ、冬の海岸に吊るされた天日干しの姿は地域の風物詩となっている。