
写真出典:農林水産省「うちの郷土料理」
紹介
「栗ごはん」は、丹波地域の名産「丹波くり」を塩味の白米とともに炊き上げた炊き込みごはんである。丹波地域は山々に囲まれた盆地で昼夜の寒暖差が大きく、河川がもたらす肥沃な土壌が質の高い栗を育む。秋の収穫期に各家庭でつくられ、生栗の鮮度が短いため旬の時期にしか食べられない季節限定の料理である。家庭によってはもち米を加えて栗おこわ風にアレンジするなど、調理法にもバリエーションが見られる。現代では「丹波くり」がブランド栗として全国に知られ、栗ごはんも秋の味覚として親しまれ続けている。
由来・歴史
「丹波くり」の歴史は古く、平安時代の「延喜式」にその名が見え、貴族の間で食されていた。江戸時代には幕府や朝廷への献上品として重宝され、現在もブランド栗として名を馳せる。丹波地域の盆地特有の寒暖差と肥沃な土壌が、甘みの強い大ぶりの栗を生み出す条件となっている。
食べ方
炊飯器に米、小さじ1杯の塩、鬼皮と渋皮をむいた栗を入れて炊く。栗はむいたらすぐ水に浸し、濁らなくなるまで水を換える下処理が仕上がりを左右する。少し塩を効かせることで栗の甘さが引き立ち、秋の収穫期にしか味わえない鮮度重視のごちそうとして各家庭でつくられる。もち米を加えた栗おこわ風のアレンジもある。
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産地
京都府の名物

黒豆煮
「黒く日焼けするほどマメに働けるように」という願いが込められた、丹波の黒大豆を使ったおせちの定番。大粒で艶やかな黒光りが特徴で、生産者の間では「苦労豆」とも呼ばれる貴重な食材である。

万願寺とうがらしとじゃこの炊いたん
唐辛子の名に反して辛くない「万願寺とうがらし」は、大正末期に京都府舞鶴市万願寺地区で自然交雑して誕生した京のブランド野菜。じゃこと炊いた夏のおばんざいは、子どもも安心して食べられる家庭的な味わいである。

松茸ごはん
収穫直後の車内が濃厚な香りで満ちる「丹波マツタケ」は、香りの強い「開き」を使って炊き込むのが京都流。戦前年間1200トンあった生産量が現在は数トンに激減し、希少性から高級食材として珍重されるようになった。

古老柿なます
観音の化身と伝わる娘が伝えた縁起物「古老柿」を使い、正月のおせちに欠かせない京都・宇治田原町の伝統料理。干し柿の素朴な甘みと大根・人参のさっぱり感が絶妙に調和する。
ふるさと納税きごしょう
「青ト」の愛称で親しまれる伏見とうがらしの若葉が「きごしょう」。ほのかな辛味と独特の苦みが、ごはんと酒をすすむ京の夏の味である。

きび餅・あわ餅・とち餅
丹波・丹後の山間部で、米が足りない時代に主食代わりに食べられてきた雑穀餅。きび・あわ・とちの実を使った素朴な味わいが、近年は健康食として再び注目されている。