
写真出典:農林水産省「うちの郷土料理」
紹介
古老柿なますは、千切りの大根と人参に種を取った古老柿を混ぜ、酢・みりん・砂糖で和えた酢の物である。宇治田原町特産の「鶴の子」という渋柿を、柿屋と呼ばれる棚で寒風にさらして乾燥させた「古老柿」を用いる。11月中旬から2〜3週間かけて作られるこの干し柿は、茶菓子の元祖とも呼ばれ、和菓子の甘みの基準ともなっている。正月のおせち料理として食べられるほか、神棚への供物としても用いられる縁起物である。家庭によっては古老柿にバターを挟んで宇治茶と楽しむ食べ方もある。
由来・歴史
古老柿の名は、観音の化身とされる娘が伝えたという「孤娘柿(一人の娘が伝えた柿)」の伝承に由来するとも、縄で吊るさず柿屋の棚で転がしながら干す「ころがし」の技法から「古老(ころ)柿」となったともいわれる。茶菓子としての歴史は古く、日本の和菓子文化における甘みの基準ともなった名産である。
食べ方
大根と人参は塩もみして水気を切り、種を取った古老柿を細かく割いて混ぜる。酢・みりん・砂糖で味を調え、馴染んだら食べる。11月中旬から作られる古老柿を用いた冬の味覚で、正月のおせちに欠かせない。地元では古老柿にバターを挟んで温かい宇治茶と共に食べる楽しみ方もある。
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産地
京都府の名物

栗ごはん
平安時代から貴族に献上された「丹波くり」を使い、塩味のごはんに栗の甘さが際立つ秋の味覚。鮮度が命のため、栗の収穫直後にしか味わえない限定のごちそうである。

黒豆煮
「黒く日焼けするほどマメに働けるように」という願いが込められた、丹波の黒大豆を使ったおせちの定番。大粒で艶やかな黒光りが特徴で、生産者の間では「苦労豆」とも呼ばれる貴重な食材である。

万願寺とうがらしとじゃこの炊いたん
唐辛子の名に反して辛くない「万願寺とうがらし」は、大正末期に京都府舞鶴市万願寺地区で自然交雑して誕生した京のブランド野菜。じゃこと炊いた夏のおばんざいは、子どもも安心して食べられる家庭的な味わいである。
ふるさと納税きごしょう
「青ト」の愛称で親しまれる伏見とうがらしの若葉が「きごしょう」。ほのかな辛味と独特の苦みが、ごはんと酒をすすむ京の夏の味である。

きび餅・あわ餅・とち餅
丹波・丹後の山間部で、米が足りない時代に主食代わりに食べられてきた雑穀餅。きび・あわ・とちの実を使った素朴な味わいが、近年は健康食として再び注目されている。

賀茂なすの田楽
「ナスの女王」と称される賀茂なすを、じっくり焼いて田楽味噌をのせた京の夏の味覚。1kgを超える大きさと煮崩れしない歯応えが特徴だ。