
写真出典:農林水産省「うちの郷土料理」
紹介
きごしょうは、京都市伏見区で栽培される「伏見とうがらし」の若葉と小さな果実を佃煮にした料理である。葉は柔らかく、ほのかな唐辛子の風味と独特の苦みが特徴で、辛みがないため子どもでも食べられる。主な伝承地域は京都府で、古くから府内で栽培される野菜を「京の伝統野菜」としてブランディングし、伏見とうがらしも認証されている。旬は5月上旬から10月下旬であり、京都の真夏のおばんざいとして幅広い世代に親しまれてきた。家庭ごとにじゃこなどを加えるアレンジもあり、現代では府内各地でビニールハウス栽培により収穫時期が広げられている。
由来・歴史
伏見とうがらしは、貞亨元年(1684年)に編纂された地誌「雍州府志」に山城の国で栽培されていたと記録される京の伝統野菜である。辛みがなく独特な甘みがあることから「伏見甘長」の別名も持ち、市場では「青ト」の愛称で親しまれている。若葉は「きごしょう」と呼ばれ、小さな果実とともに佃煮にして食べる習慣が生まれた。
食べ方
葉をお湯でさっとゆでて冷水でしめ、水気を切って醤油や酒と炒め煮にして食べる。ごはんのお供や酒のつまみとして親しまれ、じゃこなどを加えることもある。旬は5月上旬から10月下旬で、京都の真夏のおばんざいとして幅広い世代に愛されている。
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産地
京都府の名物

古老柿なます
観音の化身と伝わる娘が伝えた縁起物「古老柿」を使い、正月のおせちに欠かせない京都・宇治田原町の伝統料理。干し柿の素朴な甘みと大根・人参のさっぱり感が絶妙に調和する。

栗ごはん
平安時代から貴族に献上された「丹波くり」を使い、塩味のごはんに栗の甘さが際立つ秋の味覚。鮮度が命のため、栗の収穫直後にしか味わえない限定のごちそうである。

黒豆煮
「黒く日焼けするほどマメに働けるように」という願いが込められた、丹波の黒大豆を使ったおせちの定番。大粒で艶やかな黒光りが特徴で、生産者の間では「苦労豆」とも呼ばれる貴重な食材である。

きび餅・あわ餅・とち餅
丹波・丹後の山間部で、米が足りない時代に主食代わりに食べられてきた雑穀餅。きび・あわ・とちの実を使った素朴な味わいが、近年は健康食として再び注目されている。

賀茂なすの田楽
「ナスの女王」と称される賀茂なすを、じっくり焼いて田楽味噌をのせた京の夏の味覚。1kgを超える大きさと煮崩れしない歯応えが特徴だ。

へしこ
「へしこむ」という漁師の言葉が名前の由来。丹後の海で水揚げされたサバやイワシを、米糠と塩で半年以上漬け込んだ発酵保存食である。独特の風味と塩辛さがごはんや酒と好相性。