
写真出典:農林水産省「うちの郷土料理」
紹介
賀茂なすの田楽は、直径10cmを超える丸い賀茂なすを輪切りにし、多めの油でじっくり焼き、味噌・酒・みりん・砂糖を煮詰めた田楽味噌をのせた料理である。主な伝承地域は京都市北区の上賀茂地区で、西に鴨川、東に高野川に挟まれた扇状沖積地の肥沃な土地で古くから生産されてきた。5月上旬から初秋までの収穫時期に食べられ、地元では夏の味覚として親しまれている。家庭ごとに白味噌や赤味噌を使い分けたり、木の芽・ごま・けしの実をふりかけたりとアレンジが加えられ、現代でも京都を代表する伝統料理として愛されている。
由来・歴史
賀茂なすは下鳥羽村芹川で生産されていたものが、北の上賀茂に伝わって産地となったことからこの名がついたとする一説がある。1本からできる実の数が通常のなすの半分と少なく、色がぼけやすく実が割れやすいなど栽培が難しいことで知られる。
食べ方
賀茂なすを輪切りにして多めの油でじっくり焼き、中が柔らかくなったら田楽味噌をのせる。味噌を塗った後に軽くあぶると香ばしさが増す。白味噌と赤味噌を用意して味の違いを楽しんだり、木の芽・ごま・けしの実をふりかけて食感のアクセントを加えるのも好まれる。5月上旬から初秋の収穫時期に食べられる夏の味覚である。
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産地
京都府の名物

きび餅・あわ餅・とち餅
丹波・丹後の山間部で、米が足りない時代に主食代わりに食べられてきた雑穀餅。きび・あわ・とちの実を使った素朴な味わいが、近年は健康食として再び注目されている。
ふるさと納税きごしょう
「青ト」の愛称で親しまれる伏見とうがらしの若葉が「きごしょう」。ほのかな辛味と独特の苦みが、ごはんと酒をすすむ京の夏の味である。

古老柿なます
観音の化身と伝わる娘が伝えた縁起物「古老柿」を使い、正月のおせちに欠かせない京都・宇治田原町の伝統料理。干し柿の素朴な甘みと大根・人参のさっぱり感が絶妙に調和する。

へしこ
「へしこむ」という漁師の言葉が名前の由来。丹後の海で水揚げされたサバやイワシを、米糠と塩で半年以上漬け込んだ発酵保存食である。独特の風味と塩辛さがごはんや酒と好相性。

はもの焼き物
「はも祭り」とも呼ばれる祇園祭の行事食として振る舞われる。生命力が強く遠方からも生きたまま運べたことで、京都の食文化に根付いた淡白な白身魚の焼き物である。

ふろふき大根
「ふろふき」の名は、湯に浸かるように大根をじっくり煮込む調理法に由来する。緻密で煮崩れしにくい聖護院だいこんを使い、白味噌や柚子味噌をつけて食べる京都の冬の定番料理である。