
写真出典:農林水産省「うちの郷土料理」
紹介
かるかんは、かるかん粉・大和芋・砂糖を主原料とし、蒸し上げる鹿児島県の郷土菓子である。シラス台地で多く自生する自然薯と、奄美・琉球からの砂糖が入手しやすかった地理的条件が、菓子の発展を支えた。主に冠婚葬祭の贈答菓子として用いられ、秋から冬の自然薯の旬には「軽羹の旬」として新芋の風味が楽しまれる。家庭ではあんを包んだ「かるかんまんじゅう」が一般的で、近年は県外へのお土産としても定着している。
由来・歴史
薩摩藩第11代藩主・島津斉彬が、保存食研究のために江戸から招聘した明石出身の菓子職人・八島六兵衛によって考案されたとする説が有力。漢字で「軽羹」と書き、蒸すと生地が軽くなることから名付けられた。砂糖が貴重品だった江戸時代は大名家の「殿様菓子」に留まり、庶民に広まったのは明治以降である。
食べ方
すり下ろした大和芋に水・砂糖・かるかん粉を加え、あんを包んで30分弱蒸す。かるかん粉がなければ上新粉で代用可能。年間を通して食べられるが、冠婚葬祭の贈答に用いられるほか、秋から冬の自然薯の旬には新鮮な味わいが楽しまれる。
オンラインで買う
ふるさと納税で取り寄せる
産地
鹿児島県の名物

かしゃもち
厄除けのよもぎと黒糖を練り込み、香りの葉「かしゃ」(クマタケラン)で包んだ奄美の餅菓子。仲の良い二人を「餅とカシャのようだ」とたとえるほど、島の暮らしに寄り添ってきた。

鶏飯
薩摩藩の役人をもてなすために考案された、奄美群島の知恵と技が詰まった郷土料理。鶏を余すことなく使い、鶏ガラのコク深いスープをかけてさらさらと頂く。

きびなごの刺身
帯状の縞模様が名前の由来となったキビナゴを、手開きして菊の花に見立てた華やかな刺身。酢味噌で食べるのが鹿児島流。
ふるさと納税からいもねったぼ
「練ったぼたもち」が縮まった名の餅料理。鹿児島県では年末年始の餅つきの際、蒸したさつまいもと餅を混ぜ合わせ、きなこと砂糖で味付けして食べる風習が残る。
ふるさと納税からいもごはん
「からいも」はさつまいもの鹿児島方言。土壌が痩せたシラス台地でも育ち、台風被害も受けにくい頼もしい作物を、角切りにして米と一緒に炊いた質素ながら深い味わいのごはんである。
ふるさと納税じゃんぼ餅
2本の串を刺した姿が刀を腰に差した上級武士に似ることから「両棒(じゃんぼ)」と名付けられた鹿児島の郷土菓子。南北朝時代、懐良親王をもてなした料理が起源とされる。