
写真出典:農林水産省「うちの郷土料理」
紹介
角切りにしたさつまいもと米を一緒に炊くごはん料理で、塩を少し加えることでさつまいもの甘みが引き立つ。鹿児島県はシラス台地で水捌けが良く台風被害も多い地理的条件から、痩せた土壌でも育ち地中で成長するさつまいも栽培が根づいた。収穫期である9月から11月ごろに多く作られる。家庭によってはもち米を混ぜておこわ風に仕上げたり、仕上げに黒ごまを振ったりするアレンジもある。現在も手軽につくれることから食卓に頻繁に上がり、老若男女に親しまれている。
由来・歴史
1698年に種子島島主・種子島久基が琉球から持ち帰り、1705年に山川の船乗り・前田利右衛門が栽培して近隣に配布したことで鹿児島全域に広まった。収穫量が多く貧しい者の食糧に適したことから「孝行芋」とも呼ばれた。黒豚の餌や芋焼酎の原料となるなど、鹿児島の食文化を支える重要な食材として確立した。
食べ方
角切りのさつまいもと米を一緒に炊き、塩を少し加えると甘みが引き立つ。もち米を混ぜればおこわ風の食感になり、黒ごまを振っても良い。収穫期の9月から11月ごろに多くつくられ、手軽な家庭料理として現在も食卓に上がる。
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産地
鹿児島県の名物
ふるさと納税からいもねったぼ
「練ったぼたもち」が縮まった名の餅料理。鹿児島県では年末年始の餅つきの際、蒸したさつまいもと餅を混ぜ合わせ、きなこと砂糖で味付けして食べる風習が残る。

かるかん
「軽い羹(羊羹)」の名の通り、蒸すと生地が軽くなるのが特徴。かつては庶民の口に入らない「殿様菓子」だったが、明治以降に広まった鹿児島の銘菓である。

かしゃもち
厄除けのよもぎと黒糖を練り込み、香りの葉「かしゃ」(クマタケラン)で包んだ奄美の餅菓子。仲の良い二人を「餅とカシャのようだ」とたとえるほど、島の暮らしに寄り添ってきた。
ふるさと納税じゃんぼ餅
2本の串を刺した姿が刀を腰に差した上級武士に似ることから「両棒(じゃんぼ)」と名付けられた鹿児島の郷土菓子。南北朝時代、懐良親王をもてなした料理が起源とされる。
ふるさと納税へちま汁
「へちま」とは糸瓜のこと。1802年の百科事典『成形図説』にも記載があるほど古くから鹿児島で食べられ、夏バテ知らずの知恵が詰まった一皿である。

げたんは
下駄の歯に似た見た目が名前の由来。「黒糖地獄」と呼ばれた過酷な歴史を経て、鹿児島の庶民に親しまれた黒糖菓子である。