
写真出典:農林水産省「うちの郷土料理」
紹介
かきまぜは、米にたけのこ・さやいんげん・人参・ごぼう・干ししいたけ・油揚げ・干しエビ・ちくわなどを醤油で味付けして混ぜ込む、小豆島発祥の炊き込み風料理である。小豆島は海に囲まれた温暖少雨な気候で、400年の歴史を持つ醤油製造が伝統産業として栄え、最盛期には醸造所が400軒を数えた。この土地の豊かな海山の幸と醤油文化が結実した味である。昔は親族や集落の集会、農繁期の収穫で近所に協力してもらったハレの日に振る舞われ、時間がなくても簡単に調理でき大人数に対応できる点から農村の女性たちに親しまれた。春にはふきやさつまいもの茎を、漁師町ではアナゴを用いるなど季節や地域性を楽しめる点も特徴で、近年は鶏肉を使う家庭も増え、現代でも小豆島の食文化を伝える一品となっている。
由来・歴史
「かきまぜ」は「おまぜ」とも呼ばれ、小豆島の海や山の幸をふんだんに使った郷土料理である。小豆島の醤油製造は400年の歴史を持ち、海に囲まれた温暖少雨な気候が塩や大豆・小麦の生産に適していたことが背景にある。最盛期の明治時代には醸造所が400軒も稼働し、現在も20軒以上の醤油蔵や佃煮工場が桶仕込みの独自製法を守っている。香川県の醤油づくりは小豆島をはじめ坂出市・東かがわ市・高松市でも行われ、全国上位の生産量を誇る。
食べ方
米を通常通り炊き、干ししいたけと干しエビは水でもどす。ごぼうをささがきにし、さやいんげんは塩ゆでして斜めに切り、他の材料は細かく切る。鍋に人参とさやいんげン以外の具材を入れ調味料で煮含め、味が染み込んだら残りの具材を追加する。炊き立てのごはんに具と煮汁を混ぜ合わせて味を整え、器に盛り付ける。旬や家庭の好みにより具材は異なり、近年は鶏肉を使う場合も多い。昔は親族の集会や農繁期の労いなどハレの日に食べられ、春にはふきやさつまいもの茎を、漁師町ではアナゴを用いるなど季節感を楽しむ食習慣があった。
オンラインで買う
ふるさと納税で取り寄せる
産地
香川県の名物

カンカンずし
木槌でくさびを打ち込むカンカンの音が名前の由来。「ほらいたずし」の異名を持つ、形が崩れないほど締まったサワラの押し寿司である。

こんにゃくのはちはい
「八杯おかわりしたほど美味しい」という名前の由来を持つ香川県のこんにゃく煮込み。あっさりとした出汁が具材の旨味を引き立て、寒い日の温もりを運ぶ郷土料理である。

こんにゃくの白あえ
「1年の砂おろし」と呼ばれる節分の縁起物。香川の山間部で手づくりされるこんにゃくを、豆腐とごまで白く和えた精進料理の伝統が残る。

いりこ飯
漁獲から30分で煮沸される伊吹島の新鮮ないりこを使い、濃厚な出汁で炊き上げる香川の炊き込みごはん。瀬戸内海の恵みを丸ごと味わう郷土料理である。

いもたこ
子孫繁栄を願う縁起物として正月や婚礼に供された、瀬戸内海のタコと香川の里芋の煮付け。海と里の幸を組み合わせたシンプルながら滋味深い郷土料理である。

はげ団子
「はげ」は半夏の節目と、あんがまだらにつく様子の両方が由来。香川の農繁期を乗り切るため、新麦の香り豊かなだんごで半日の休息をとる知恵が詰まった郷土菓子である。