
写真出典:農林水産省「うちの郷土料理」
紹介
十六ささげのごま味噌和えは、長さ30〜50cmにもなる細長いさやを熱湯でゆで、赤味噌・すりごま・みりんのタレで和える夏の郷土料理である。主な産地は愛知県愛西市・稲沢市などの尾張西部で、れんこんとの収穫時期のずれを活かした年間栽培が根付いた。お盆のお供えとして欠かせず、盛夏に食べられる代表的な夏野菜として親しまれてきた。家庭によってはしょうが醤油やごま醤油で和えることもあり、現代でも地産地消の希少野菜として地元で大切に消費されている。
由来・歴史
十六ささげはさやに16個の豆が入ることから名付けられた愛知県の伝統野菜である。中部地方での生産は大正時代頃に始まり、愛西市ではれんこんとの輪作が定着した。小豆などは火を通すと皮が割れて切腹に見えるが、十六ささげは割れないため武士の縁起担ぎとしても好まれた。手間のかかる手摘み収穫のため希少性が高く、地産地消の野菜として受け継がれてきた。
食べ方
十六ささげを熱湯でゆで、食べやすい長さに切ってから赤味噌・すりごま・みりんのタレで和える。火が通りやすいためゆですぎに注意し、しょうが醤油やごま醤油でアレンジすることもある。盛夏の収穫期に食べられ、お盆のお供えとして欠かせない夏の定番料理である。
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産地
愛知県の名物

かきまわし/とりめし
「かきまわし」という名は、具材をごはんにしっかり混ぜる動作に由来する。愛知県では混ぜごはん全般を指す言葉としても使われ、名古屋コーチンなど地元の鶏肉を活かした郷土料理として親しまれている。

かりもりの粕漬け
「カリッとした食感でごはんがもりもり食べられる」という名前の由来を持つ、濃尾平野の伝統的な粕漬け。明治から続くかりもりという硬い白瓜を、知多半島の酒蔵から出る酒粕で漬け込む夏の味である。

かしわのひきずり
「引きずる」という名の由来には、皮が切れずにずるずるとくっついてきた説、鍋で引きずるように焼く説、鶏を盗んだ若者が引きずって持ち帰った説などがある。愛知県の鶏肉すき焼きで、大晦日に食べる風習が残る。

じょじょきり
ドジョウに似た細い麺を甘い汁で煮た、明治時代から続く渥美半島の農家の間食。「じょじょ」はドジョウのことで、農作業の疲れを砂糖で癒す知恵が詰まった一皿である。

いがまんじゅう
桃の節句に三色のもち米をまぶした「いがまんじゅう」は、西三河地域独自の雛祭り行事食。ピンク・黄・緑の色彩が豊作祈願や生命力を象徴し、1月中旬から店頭に並ぶ春の訪れを告げる菓子である。

へぼ飯
クロスズメバチの幼虫「へぼ」を甘辛く煮てごはんに混ぜる愛知県三河地域の郷土料理。かつては山間部の貴重なタンパク源で、今はごちそうとして客に振る舞われる。