
写真出典:農林水産省「うちの郷土料理」
紹介
いもぼたは、さつまいもともち米を炊き合わせ、砂糖・塩で味付けして丸めたぼたもち風の郷土菓子である。弓浜半島は砂地が多く稲作に不向きであり、もち米の収穫が少なかったこの土地では、江戸時代中期に薩摩国から伝来したさつまいもを主作物として明治20年頃から本格栽培するようになった。収穫シーズンの秋から冬にかけて日常の主食や間食としてよく作られ、近所に配られることもあった。家庭ごとにさつまいもともち米の分量が異なり、食感や甘みに多様性がある。近年は作る家庭が減少したが、きなこ・青のり・あんこをまぶした「三色いもぼた」などアレンジ版も生まれ、郷土の味として再評価されている。
由来・歴史
弓浜半島のいもぼたは、江戸時代中期に石見銀山領大森代官・井戸平左衛門が薩摩国から砂地に適したさつまいもの種芋を山陰に取り寄せたことに端を発する。明治20年頃よりさつまいもが主作物となり、収穫の少ないもち米の代わりにさつまいもでかさ増しすることで、独特なぼたもち文化が生まれた。
食べ方
炊飯器に切ったさつまいもを広げ、その上にもち米をのせて炊き、熱いうちに砂糖・塩を加えすりこぎでつぶし丸める。正月餅の残りとさつまいもを用いることもある。きなこ・青のり・あんこなどお好みのものをまぶして食べ、色づけを施した「三色いもぼた」もある。秋から冬のさつまいも収穫期に作られ、日常の主食や間食として親しまれた。
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産地
鳥取県の名物

板わかめ
素潜り漁師が採る天然わかめを、収穫後4時間以内に板状に乾燥させた一品。パリパリとした食感を軽く炙ってごはんにかけると、わかめ本来の塩分と旨味が際立つ。

いただき
「頂く」という感謝の気持ちが名前になった、あるいは大山の頂に似ていることから名付けられたともいわれる鳥取の郷土料理。大きな油揚げに生米と野菜を詰め、だし汁で炊き上げる豪快な田舎めしである。

いわし団子
炭酸を仕上げに加える弓ヶ浜流の工夫が生臭みを抑え、ふんわりとした食感を生み出す。片栗粉などのつなぎを使わない、イワシの身だけで作る珍しい団子料理。

いぎす
飛鳥・奈良時代から朝廷への献上品だった海藻料理。見た目はようかんのようだが、口に入れると海の豊かな香りが広がる独特の触感が楽しめる。

いがい飯
山陰唯一の海女の里・青谷町夏泊で、海女が潜って採るイガイを炊き込んだ夏の風物詩。貝殻ごと炊く豪快な食べ方も残る。

ハタハタ寿司/しろはた寿司
ごはんを使わずおからを詰める珍しい寿司で、鳥取県の賀露神社ホーエンヤ祭で振る舞われてきたごちそう。春に旬を迎えるハタハタの脂の乗った身と、パラパラのおからが織りなす独特の食感が魅力。