
写真出典:農林水産省「うちの郷土料理」
紹介
ふなやきは小麦粉と水を混ぜた生地を丸く薄く焼き、具材を挟んで食べる筑後地域の郷土料理である。味付けは塩味が基本で、黒砂糖を包めば甘いおやつに、高菜漬けや味噌を挟めば軽食やおつまみになる。主な伝承地域は福岡県筑後地方で、九州全体の小麦作付面積の8割を福岡・佐賀両県が占める麦作地帯の食文化を反映している。おやつや軽食として通年食されてきたが、具材の選択や味付けは地域や家庭によって大きく異なり、現代でも手軽に作れる家庭の味として親しまれている。
由来・歴史
ふなやきは筑後地域に古くから伝わる小麦粉を使った食べ物である。九州北部の筑後川流域は平坦部を中心に麦作が盛んで、手軽につくれるふなやきが発展した土壌があった。名前の「ふな」は舟を意味し、底面が湾曲した大きな鉄鍋で生地を焼き、半分に折ると舟のような形になることが由来とされるが、諸説がある。
食べ方
小麦粉を水で溶き塩味をつけた生地を丸く焼き、黒砂糖の小片を包んで食べるのが基本形である。黒砂糖入りでおやつとして楽しむほか、高菜漬けや味噌を挟んで軽食やおつまみにするなど、地域や各家庭で具材が異なる。おやつや軽食として通年食されている。
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産地
福岡県の名物

がめ煮
「がめくりこむ」(寄せ集める)の博多方言が名前の由来で、文禄の役の兵士がスッポンとありあわせの材料を煮込んだのが始まりとされる。鶏肉に変わりながらも、福岡の正月やお祝い事に欠かせない味として受け継がれている。

がめの葉饅頭
亀の甲羅にそっくりな葉で包むことから「がめの葉饅頭」と名付けられた。福岡県ではかしわの葉がないため、端午の節句にサンキラの葉で代用した郷土菓子である。

博多雑煮
串刺しにした具材を椀に盛って出汁を注ぐ、おでんのようなユニークなスタイルが特徴。博多商人の奥方「ごりょんさん」たちが生み出した、忙しい年始の知恵が結実した正月料理である。

エツの南蛮漬け
有明海・筑後川にのみ生息する「幻の魚」エツを、年に一度の解禁期に南蛮漬けに仕立てる福岡の夏の味。銀鱗を振って息絶える儚さが「美人薄命」の異名の由来である。

えびざっこ
「ざっこ」とは漁で獲れる雑多な小型エビの総称。豊前海の漁師が新鮮なうちにさっと煮るごちそうとして親しまれ、甘醤油の煮汁でそうめんを食べるのが地元流である。

べたもち
舌平目「ベタ」の扁平な形にちなんで名付けられた福岡の小麦粉菓子。田植え終了の感謝祭「さなぼり」に欠かせない伝統の味である。