
写真出典:農林水産省「うちの郷土料理」
紹介
ふかしなすは、巾着なすを蒸して冷蔵庫で冷やし、からし醤油や生姜醤油で食べる夏の郷土料理である。本来アクが強い長岡野菜の巾着なす(中島巾着なす/長岡巾着なす)が、蒸すことでトロリとした甘みに変化するのが特徴である。新潟県はなすの消費量・作付け面積ともに全国1位で、約18種類以上の品種が栽培されるなすの一大産地である。夏から秋の採れ時に、お盆のご先祖供養の場や暑さをしのぐ日常食として食べられてきた。家庭によっては手で裂いてポン酢で食べることもあり、冷やさず熱いまま味わうことも可能である。
由来・歴史
なす消費量日本一の新潟県に伝わるふかしなすは、地区によって「なすぶかし」とも呼ばれる。県内では約18種類以上のなすが栽培され、ふかしなすには果肉がしまった丸い形の巾着なす系統が適している。本来は煮ても焼いてもアクが強い長岡野菜の巾着なす(中島巾着なす/長岡巾着なす)だが、ふかすとトロリとして甘くなるという調理法が生まれた。
食べ方
半分に切った巾着なすを水にさらしてアクを抜き、蒸し器で約10分蒸す。箸がすっと通るようになったら取り出して冷まし、冷蔵庫で冷たく冷やして食べやすい大きさに切る。からし醤油、生姜醤油、ポン酢などで味わう。冷やさず熱いまま食べてもおいしい。夏から秋の採れ時、特にお盆に食べられ、ご先祖供養の場で並ぶ夏の郷土料理である。
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産地
新潟県の名物

へぎそば
織物の道具「へぎ」に盛り付けられる新潟・魚沼発祥の蕎麦。つなぎに布海苔を使うことで生まれるツルツルの食感と、からしを薬味にする独特の食べ方が特徴である。

冷やし汁みそ仕立て
きゅうり、青じそ、みょうがを刻んで冷たい味噌の汁に――暑さで食欲が落ちる夏も、さらさら食べられる新潟・中越の一杯。そのまま汁物でも、ごはんや麺にかけてもいい。

干し大根漬け
「はりはり」と音を立てて食べることから名付けられた新潟の保存食。酢を使わず醤油ベースで昆布とスルメの旨味を閉じ込め、寝かせるほどに味が深まる。

ふぐの子の粕漬け
2年以上塩蔵したフグの卵巣を佐渡の酒粕で熟成させる、江戸時代から続く保存食。酒粕の甘みで塩辛さが和らぎ、ご飯のお供や酒の肴として親しまれる。

あんぼ
米粉で練った皮にあんや漬物を包む、新潟・長野北部の蒸し菓子。小麦粉の「おやき」とは異なり、米の豊かな土地ならではの米粉皮が特徴。囲炉裏の灰で焼く古い食べ方も残る。

赤かぶ漬け
雪深い山間部で焼畑栽培された鮮やかな赤かぶを漬けた保存食。山北地域独特の土壌と気候が生み出す鮮烈な紅色が特徴である。