
写真出典:農林水産省「うちの郷土料理」
紹介
ゆでタコとなすを麦味噌で炒めた炒め物である。タコの弾力ある食感となすのとろみが特徴で、砂糖と鷹の爪で甘辛く味付けされた味噌が食材を引き立てる。天草地域は大小120の島々からなり、天草湾で獲れる特産のマダコが主役となる。夏の風物詩である干しダコ作りが見られる国道324号線「天草ありあけタコ街道」周辺で親しまれてきた。もともと夏野菜とマダコがとれる時期に食べられ、現在も夏の料理として登場することが多い。家庭によってゴーヤやピーマン、人参、かぼちゃが入ったり、切り方もアレンジされ、それぞれの味が受け継がれている。
由来・歴史
沖縄のゴーヤチャンプルーをもとに生まれた料理である。昔、天草地域では豚肉が貴重で手に入りにくかったため、天草湾でとれたタコを代用して作ったのが始まり。夏の野菜とタコを味噌で炒める料理として定着した後も、名前だけ「ぶたあえ(豚和え)」としてそのまま伝わった。
食べ方
白いごはんのお供や焼酎のつまみとして普段の食卓で食べる。冷めても美味しいためお弁当にも適している。マダコは年中出回っているため季節を問わず食べられるが、夏野菜を使うことから特に夏の料理として登場することが多い。
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産地
熊本県の名物

だご汁
熊本弁で「だんご」を意味する「だご」が名の由来。国道57号線沿いには「だご汁街道」と呼ばれる店舗群があり、地元では農作業の合間に親しまれる腹持ちの良い郷土料理である。

がね揚げ
天草の方言で「がね」はカニのこと。揚げた姿がカニの足に似ることから名付けられた精進料理で、仏事には欠かせない一品として長く親しまれてきた。

骨かじり
骨の髄まで吸って楽しむ豪快な郷土料理。猪狩りの猟師料理が起源で、手づかみでかぶりつく食べ方が名前の由来となった。

馬刺し
朝鮮出兵で軍馬を食べた加藤清正が帰国後も好んだと伝わる熊本の名物。桜色の切り口が美しい「桜肉」は、低脂肪・高タンパクで滋養強壮の食材として古くから親しまれている。

馬肉蕎麦
「肉そば」と言えば馬肉だった熊本の食文化。戦後の食糧難で軍馬の肉を使ったことから広まり、今ではカレーにも使われるほどポピュラーな食材となった。

阿蘇高菜漬け
「高菜折り」と呼ばれる手折り収穫が今も残る阿蘇の伝統野菜。火山灰大地と寒冷気候が育む太い茎を、新漬けと古漬けの2つの味わいで楽しむ。