
写真出典:農林水産省「うちの郷土料理」
紹介
あまぎのかわたけは、福岡県朝倉市の黄金川でしか収穫できない天然の淡水海苔で、ツルツルとした独特の食感とクセのない味わいが特徴である。全長2kmほどの小さな黄金川は水深も浅く、かわたけの生育に適した清らかな水環境を持つ。収穫時期は1月から8月だが加工品として年間を通して流通し、三杯酢や甘酢で和えたり酢の物にして食べられるほか、近年はフランス料理など洋食の高級食材としても活用されている。家庭や料理店によって酢の配合や添え物が異なり、和洋中を問わない幅広いアレンジが可能な点も現代の魅力となっている。
由来・歴史
かわたけの和名はスイゼンジノリで、江戸時代には将軍への献上品として扱われるほどの高級珍味であった。良質な炭水化物、たんぱく質、ミネラルを含む貴重な自然食品として長く親しまれてきたが、川の水質悪化と水量減少により収穫量は激減し、現在は絶滅危惧種に指定されている。かわたけを守ることは黄金川の自然環境保全と直結しており、行政や県、地域住民による川の保全活動が継続されている。
食べ方
三杯酢や甘酢をかけて生食したり、酢の物として食べるのが一般的である。ツルツルとした食感とクセのない味が特徴で、近年はフランス料理をはじめとする洋食の高級食材としても用いられている。収穫時期は1月から8月だが、加工品として年間を通して入手・食することができる。
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産地
福岡県の名物

べたもち
舌平目「ベタ」の扁平な形にちなんで名付けられた福岡の小麦粉菓子。田植え終了の感謝祭「さなぼり」に欠かせない伝統の味である。

えびざっこ
「ざっこ」とは漁で獲れる雑多な小型エビの総称。豊前海の漁師が新鮮なうちにさっと煮るごちそうとして親しまれ、甘醤油の煮汁でそうめんを食べるのが地元流である。

エツの南蛮漬け
有明海・筑後川にのみ生息する「幻の魚」エツを、年に一度の解禁期に南蛮漬けに仕立てる福岡の夏の味。銀鱗を振って息絶える儚さが「美人薄命」の異名の由来である。

あちゃら漬け
南蛮貿易がもたらした異国の風を孕む漬物。ポルトガル語「achar」が名の由来とされ、赤唐辛子の辛味が爽やかな甘酢と絶妙に響き合う。冷蔵なき時代の夏の保存食として博多の台所に根付いた。

あぶってかも
「あぶって噛もう」から名付けられた福岡の珍味。小骨だらけのスズメダイを丸ごと焼き、鱗の香ばしさと肝のほろ苦さを酒の肴にする、玄界灘の漁師の知恵が詰まった一皿。

ふなやき
「ふな」とは舟のこと。底面が湾曲した大きな鉄鍋で焼き、半分に折ると舟のような形になることから名付けられた。黒砂糖を包めばおやつ、高菜漬けを挟めば軽食と、一つの生地で甘辛両方を楽しめる筑後の知恵がある。