
写真出典:農林水産省「うちの郷土料理」
紹介
もずく丼は、もずくを豚ひき肉や野菜とともに甘辛く炒め、ご飯に盛り付ける丼物である。ショウガの搾り汁で海藻特有の臭みを抑え、タマネギ・ニンジン・ピーマンなどの彩り豊かな具材とコシのあるオキナワモズクの食感が特徴的だ。沖縄県は全国のもずく生産量の99%を占める一大産地で、昭和50年ごろから養殖が本格化し、1万5000トン以上の収穫を誇る。もともと学校給食の定番メニューとして児童に親しまれ、のちに家庭の夕食にも広まった。作り方は家庭ごとに多様で、いり卵や温泉卵、ツナ缶を加えるなどアレンジが豊富である。
由来・歴史
昭和50年ごろから沖縄県でもずく養殖が本格化し、食感がよくコシのあるオキナワモズクが主力品種となった。もずくは三杯酢で食べるのが一般的だったが、学校給食で「もずく丼」が提供されると児童から圧倒的な人気を博し、県民に広く知られる名物料理へと成長した。ミネラル・ビタミン豊富でフコイダンを含む健康食材としても注目されている。
食べ方
もずくは洗って食べやすい長さに切り、ほぐしておく。鍋で豚ひき肉を炒め、みじん切りのタマネギ・ニンジン・ピーマンを加え、醤油・みりん・砂糖・酒・ショウガ搾り汁で甘辛く調味する。ホールコーンともずくを入れひと煮立ちさせ、ご飯に盛り付ける。いり卵や温泉卵、ツナ缶を使うなど各家庭でアレンジが異なる。夕食など手軽な家庭料理として食べられ、沖縄県内の学校給食でも定番メニューとして親しまれている。
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産地
沖縄県の名物

クーリジシ
椀に広がる卵が雪に見えるから「クーリ(氷)ジシ(肉)」。旧盆の昼に仏前へ供えられた豚とトウガンの卵とじ汁は、いまではほとんどつくられない貴重な沖縄の味。

ヒラヤーチー
「平たく焼く」という意味の名前を持つ、沖縄の小麦粉焼き。台風停電時の非常食として生まれた知恵が、今やソースやマヨネーズをかけるお好み焼き風の間食へと進化している。

ンムクジプットゥルー
「プットゥルー」とはでんぷん質がべっとりとしたのり状に仕上げた状態を意味する。1605年に野國總管が中国から芋の苗を持ち帰り、救荒食物として飢えを救ったイモから生まれた、沖縄の知恵の結晶である。

沖縄そば
そば粉を使わないのに「そば」と呼ばれる沖縄の国民食。1976年の商標登録を巡る闘いの末、10月17日は「沖縄そばの日」として定着した。

クーブイリチー
昆布と「よろこぶ」をかけた縁起物。沖縄の結婚式など祝い事に欠かせない、こってり甘辛い炒め煮だ。

足ティビチ
「以類補類」の思想に基づき、脚の健康を願って食べられる豚足煮込み料理。かつては宮廷料理で、今は美容と長寿を願う女性や高齢者に人気の庶民食となった。