
写真出典:農林水産省「うちの郷土料理」
紹介
ジーマーミ豆腐は、落花生を搾った汁にいもくずを加えて練り上げた、独特の風味ととろりとした口当たりが特徴の料理である。高たんぱく質で高カロリーと栄養価が高く、コシの強さと滑らかな食感が両立している。沖縄県において、琉球王朝時代から貴重な食材として扱われてきた落花生を主原料とし、島の食文化を反映している。かつては法事や祝い事などハレの日にのみ用いられ、落花生が貴重品だった時代の食習慣を今に伝える。近年は既製品が普及し日常食となった一方、家庭ごとに練り上げ具合やかけ汁の味付けに違いがあり、氷水で確かめる伝統的な仕上げ技術も受け継がれている。
由来・歴史
ジーマーミとは「土の中に豆ができる落花生=地豆」を意味する。琉球王朝時代から貴重な食材として扱われ、ジーマーミ豆腐は主にハレの日に用いられていた。近年は既製品が売り出され、日常の食べ物となっている。
食べ方
生落花生をぬるま湯で戻し薄皮をむき、水とともにミキサーにかけて布巾で搾る。この搾り汁を煮立て、落花生の香りが消えたらいもくず液を加え30分ほど練り上げ、粘りが出てぼったりと持ち上がるようになったら水で湿らせた流し箱に流し入れて冷やし固める。固まったら切り分け、だし・醤油・みりんのかけ汁やおろしショウガをのせて食べる。かつては法事や祝い事など特別な日の精進料理として食されたが、現在は日常でも楽しまれている。
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産地
沖縄県の名物

足ティビチ
「以類補類」の思想に基づき、脚の健康を願って食べられる豚足煮込み料理。かつては宮廷料理で、今は美容と長寿を願う女性や高齢者に人気の庶民食となった。

クーブイリチー
昆布と「よろこぶ」をかけた縁起物。沖縄の結婚式など祝い事に欠かせない、こってり甘辛い炒め煮だ。

沖縄そば
そば粉を使わないのに「そば」と呼ばれる沖縄の国民食。1976年の商標登録を巡る闘いの末、10月17日は「沖縄そばの日」として定着した。

チムシンジ
「チム(豚レバー)」を「シンジ(煎じ汁)」にした滋養食。貧血や風邪で体力が落ちた時に食される、沖縄の「クスイムン(薬膳)」の代表例である。

ナーベーラーンブシー
へちまの甘い汁「ドゥー汁」が絶品の煮物。日本屈指の産地・南風原町で親しまれる夏の味で、調理のコツは汁を適度に出すことにある。

ミミガーさしみ
「刺身」とは和え物のこと。豚の耳皮をピーナツ酢で和えた、コリコリとした歯ざわりが魅力の箸休め。沖縄独特の「鳴き声以外すべて食べられる」食文化を体現する一品である。