
写真出典:農林水産省「うちの郷土料理」
紹介
ミヌダルは豚の背ロース肉を黒ゴマだれに漬け込み蒸し上げた料理で、イカ墨(クリ)を加えることで漆黒の色合いとコクを増す。沖縄の祝い事や重詰料理、東道盆(トゥンダーブン)という王朝時代からの豪華な前菜入れに7〜9品の手の込んだ料理とともに盛り付けられる。冷めても味が変わらず蒸し返しがきく特性から、宴席や持ち寄りにも重宝される。家庭ごとにゴマの炒り具合やイカ墨の有無、砂糖と醤油の配合が異なり、現代でも正月や冠婚葬祭の際に親しまれている。
由来・歴史
ミヌダルは「黒肉(クルジン)」とも呼ばれ、豚肉に黒ゴマだれをまぶして蒸すことで真っ黒な仕上がりとなる。王朝時代から伝わる東道盆(トゥンダーブン)という豪華な前菜入れに、7〜9品の手の込んだ料理の一つとして供される伝統的な祝い料理である。
食べ方
豚の背ロースは周りの脂を切り落とし、黒ゴマを炒って油が出るまですり、砂糖・醤油・みりんを加えてゴマだれを作る。肉の汁気を拭き取りだれに漬け込み、蒸気の上がった蒸し器で蒸し上げる。イカ墨を加えて色とコクを出すこともある。祝い事や重詰料理、東道盆として食べられる。
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産地
沖縄県の名物

ミミガーさしみ
「刺身」とは和え物のこと。豚の耳皮をピーナツ酢で和えた、コリコリとした歯ざわりが魅力の箸休め。沖縄独特の「鳴き声以外すべて食べられる」食文化を体現する一品である。

ナーベーラーンブシー
へちまの甘い汁「ドゥー汁」が絶品の煮物。日本屈指の産地・南風原町で親しまれる夏の味で、調理のコツは汁を適度に出すことにある。

チムシンジ
「チム(豚レバー)」を「シンジ(煎じ汁)」にした滋養食。貧血や風邪で体力が落ちた時に食される、沖縄の「クスイムン(薬膳)」の代表例である。

人参シリシリー
「すりすり」という沖縄方言が名の由来。専用の「シリシリ器」で人参をおろし、卵でとじる家庭料理は、ニンジン消費量日本一の県民に長く親しまれてきた。

イカスミ汁
口が真っ黒になる「お歯黒汁」として知られるイカスミ汁は、アオリイカの墨と苦菜のほろ苦さが織りなす唯一無二の味わい。沖縄では「サギグスイ(下げ薬)」として古くから健康食として重宝されてきた。

ゴーヤーチャンプルー
「チャンプルー」は島豆腐と季節野菜の炒め物を指す沖縄の庶民料理で、ゴーヤーの苦味を豆腐と卵が包み込む絶妙なバランスが毎日食べても飽きない味わいを生む。