
写真出典:農林水産省「うちの郷土料理」
紹介
牛乳・卵・砂糖・砕いた氷を混ぜ合わせた冷たいアイスデザートであり、シャリシャリとした食感と甘みが特徴である。長崎市に九州初の喫茶店『ツル茶ん』がオープンした大正末期から昭和初期に生まれ、港町・長崎の夏の気候風土と密接に結びついている。もともとは暑い季節のみ提供されるものだったが、観光客の需要に応じて常時提供されるようになり、現在は観光名物として親しまれている。店ごとに材料の比率や隠し味、氷の砕き方が異なり味わいに差があり、また材料がシンプルなため一般家庭でも手軽に再現され、家庭ごとのレシピとして受け継がれている。
由来・歴史
大正末期から昭和初期にかけて、九州初の喫茶店として長崎市にオープンした『ツル茶ん』が、当地の夏の猛暑をしのぎやすくする一品として砕いた氷を入れたミルクセーキを考案した。これが人気を博し、市内の多くの店で提供されるようになり、現在は「食べるミルクセーキ」として全国的に知られる長崎の名物となった。
食べ方
牛乳・卵・砂糖・砕いた氷を混ぜるというシンプルな作り方であり、家庭でも容易に作られる。店舗では材料の比率や隠し味、氷の砕き具合に工夫が加えられ、それぞれ独自の味と食感を競っている。発祥当初は夏の季節限定だったが、現在は観光需要により通年提供され、家庭でも年中楽しまれている。
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産地
長崎県の名物

ハトシ
「蝦多士(ハートーシー)」が訛って「ハトシ」と呼ばれるようになった、長崎発祥の中華風揚げ物。明治時代に清国から伝わり、卓袱料理から市民の味へと進化した。

浦上ソボロ
ポルトガル語「余り物」が名前の由来ともいわれる長崎の郷土料理。宣教師が健康食として広めた豚肉を、野菜たっぷりにアレンジしたのが特徴である。

かんざらし
年貢米を納めた庶民がくず米から生み出した知恵のスイーツ。島原の湧水で冷やした団子に蜜をかける、シンプルながら奥深い夏の味覚である。

つぼ汁
「つぼ」の名はお椀を坪に見立てたことに由来する、長崎県西海市雪浦地区の精進料理。法事の席に欠かせない、シンプルながら奥深い郷土の味である。

対州そば
縄文時代に朝鮮半島経由で伝来し、離島ならではの環境で原種の特徴を守り続けた日本最古級のそば。2018年には日本のそばで初めて国のGI保護制度に登録された。

くりつぼ
栗を入れることから「くり」、おわんを坪に見立てる「つぼ」が名の由来。甘めの味付けで、昔からおくんちなどのお祭りのごちそうとして親しまれてきた長崎県の伝統煮物料理である。