
写真出典:農林水産省「うちの郷土料理」
紹介
高菜やしゃくし菜を塩漬けにした保存食「おこもじ」を塩抜きしてごま油で炒め、砂糖や醤油で味付けし、ちりめんじゃこやごまを加えた郷土料理である。佐賀県では春に高菜を大量に漬け込み、1年中保存できる菜漬として活用してきた。ご飯のおともや定食の香の物として日常的に食べられ、おにぎりやチャーハンへの応用も広がっている。家庭ごとに高菜の塩加減に合わせて調味料の量を調整し、唐辛子でピリ辛にするなどアレンジが加えられ、古くなった漬物を美味しく食べる知恵が現代の減塩メニューとしても注目されている。
由来・歴史
佐賀県では季節の食材を活かした漬物文化が発達し、特に3月から4月にかけて漬けた高菜は「おこもじ」「おくもじ」と呼ばれてきた。古くなった菜漬を無駄にしないため、塩抜きして油で炒める調理法が生まれ、「高菜の油炒め」として家庭に広まった。現在も県内の飲食店で定食の香の物として定着している。
食べ方
塩漬けの高菜を水に一晩漬けて塩抜きし、よく絞って刻んでからごま油で炒める。砂糖や醤油で味をつけ、ちりめんじゃこやごまを加え、お好みで唐辛子を入れてピリ辛にすることもある。ご飯のおともとして食べるほか、おにぎりや高菜ピラフ、チャーハンに応用される。各家庭で手作りされ、県内の飲食店では定食の香の物として定着している。
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産地
佐賀県の名物

冷やしそうめん
小豆島の僧が380年前に伝授した製法が始まり。氷水で締めたシャキシャキのコシとツルツルの喉越しが、佐賀の暑い夏を乗り切る知恵となった。

にいもじ
「にいもじ」はミズイモを酢で漬けた佐賀の夏の定番常備菜。冷蔵庫で1週間保存でき、お盆のお供えやお祭りの接待にも用いられる。シャキシャキの歯ざわりと酸味が暑い季節の食欲をそそる。

だぶ
「ざぶざぶ」煮ることから名付けられた佐賀・福岡の郷土料理。冠婚葬祭で振る舞われ、慶弔によって具材の切り方や味付けが異なるのが特徴である。

ふつもち
「ふつ」はよもぎの古称。佐賀では桃の節句に菱餅の代わりにふつもちを供える独特の風習があり、全国でも珍しい春の味覚として親しまれる。

あらの姿煮
唐津くんちの「くんち料理」の花形として、第二次世界大戦後に商人たちの見栄がきっかけで誕生した巨大なアラの姿煮。10kg級の魚体に大根を詰め、1日かけて煮込む豪快な郷土料理である。

わらすぼのみそ汁
「エイリアン」のような見た目の有明海の珍魚・ワラスボを使った味噌汁。凶暴な性格から「嫁泣かせ」と呼ばれたこの魚は、独特のうまみがクセになる地元の夏の味である。