
写真出典:農林水産省「うちの郷土料理」
紹介
もち米とうるち米を混ぜて炊き、米粒が残る程度に半分だけすりつぶした生地にあんを包む、おはぎに似た郷土菓子である。徳島県那賀町の相生地区で特に親しまれており、町の面積の9割を森林が占める自然豊かな環境で育まれた食文化を体現している。昔は人をもてなす際によく振る舞われ、現在は那賀町のイベントなどでも供される伝統食となっている。生地にヨモギを加えたりきな粉をまぶしたりと、作り方は各家庭で少しずつ異なり、あんも手づくりする家庭が多い。
由来・歴史
平成17年の町村合併で誕生した徳島県那賀町の相生地区で伝承されてきた。名前の由来は、炊いた米をすりつぶす際に「米粒が残る程度に半分だけすりつぶす」製法にある。対照的に、米をしっかりすりつぶしたおはぎは「みなごろし」と呼ばれる。県内では一時期「草もち」として販売されていたが、地元の学生たちが元の名前を使いたいと要望し、「はんごろし」の呼び名が復活した。
食べ方
もち米とうるち米を混ぜて水に浸し、塩を加えて炊き上げる。炊いた米を米粒が残る程度にすりつぶし、あんを包んで完成となる。生地にヨモギを加えたり、仕上げにきな粉をまぶしたりと、各家庭でアレンジが加えられる。あんは市販品を使ってもよいが、手づくりする家庭も多い。昔は人をもてなす際に振る舞われ、現在は那賀町のイベントなどで供される。
オンラインで買う
ふるさと納税で取り寄せる
産地
徳島県の名物

押し寿司
割った瞬間に色とりどりの煮物が顔を出す「押し寿司」は、徳島県海陽町・牟岐町のサプライズ郷土料理。白いごはんの中に隠された具材のコントラストが、祝い事を華やかに彩る。
ふるさと納税阿波ういろ
江戸時代、阿波和三盆の完成を祝って生まれた「日本三大ういろう」の一つ。もちもちの食感と素朴な甘さが特徴で、旧暦3月3日の節句に食べる習わしが今も残る。

出世いも
「出世」した芋という縁起のいい名前が付いた徳島県南部の郷土料理。米のかわりに食べられたさといもをこしあんで包み、輪切りにしてお祝い事に供される。

祖谷そば
源平合戦の落人伝説が残る祖谷のソウルフード。つなぎを使わず地元そば粉100%で打つため、麺が短く切れやすく「そばきり」とも呼ばれる独特の食感が特徴である。

半田そうめん
江戸時代の船頭が運んだ麺が、半田の風土で独自の進化を遂げた。標高や小麦の配合で味わいが異なる製麺所ブランドが根強いファンを集める。

はすいもの茎の酢の物
しゃきしゃきとした茎の食感が特徴の酢の物。里芋の一種である「はすいも」は実は芋ではなく茎や葉を食べ、沖縄から伝来したことで「りゅうきゅう」とも呼ばれる。