
写真出典:農林水産省「うちの郷土料理」
紹介
柚子味噌は、味噌にゆずの皮や果汁を加えて練り上げた万能調味料である。ゆずの爽やかな香りと味噌のコクが調和し、ご飯にのせたり茹で野菜につけたりと幅広く使われる。主な伝承地域は岡山県井原市で、県内有数のゆず産地として知られるこの土地の気候風土が、良質なゆずの栽培を可能にしている。秋から冬のゆずの収穫期に作られ、家庭で手作りされることが多い。各家庭で味噌の種類やゆずの配合、甘みの加減が異なり、独自の味が受け継がれている。現代ではレシピ本や通販で広く知られ、郷土の味を超えて全国で親しまれている。
由来・歴史
ゆずは10月頃から収穫が始まり、12月頃に旬を迎える。柚子味噌は全国のゆず産地で作られているが、岡山県井原市は県内でも有数の産地として知られ、ここに柚子味噌の伝統が根付いている。豊かなゆずの収穫を活かし、保存食として発展した。
食べ方
ゆずの皮を千切りにし、水を加えて煮て冷まし、アクを抜く。味噌・砂糖・水あめを加えて煮詰め、最後にゆず酢を入れて仕上げる。秋から冬のゆずの収穫期に作られ、ご飯にのせて食べたり、茹でた野菜につけたりと万能調味料として活用される。
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産地
岡山県の名物

ママカリの酢漬け
「ご飯を借りに行くほどおいしい」という語源を持つママカリを、酢に漬けて骨まで食べる岡山の伝統保存食。漬かるほどに骨が軟らかくなり、尾びれまで丸ごと味わえる。

蒜山おこわ
ちらし寿司の具を誤って入れた「失敗」から生まれた、大山おこわがルーツの豪華な郷土おこわ。昭和30年代に蒜山の地元素材を活かして再創造され、祭りや祝事の定番となった。

けんびき焼き
旧暦6月1日「ロッカッシテェ」に岡山の農家で作られた、みょうがの葉で包んで焼く郷土菓子。農作業で疲れた「腱びき筋」を焼きほぐすという言い伝えが残る。

ままかりずし
「ママを借りに行くほどおいしい」という名の小魚を酢漬けにし、握りずしに仕立てた岡山の祝い膳の定番。瀬戸内海の秋の味覚が、ハレの日を彩る。

豆腐飯
仏事の精進料理が生んだ岡山の名物。豆腐を裏ごししたなめらかな食感と、煮干しと昆布のあっさりとしたつゆが特徴で、法事の席で長く親しまれてきた。

そばどじょう鍋
そば粉をどじょうのような細長い形にして鍋に入れる、岡山県山間地の冬の名物料理。川魚のだし汁で煮込み、体を芯から温める。