
写真出典:農林水産省「うちの郷土料理」
紹介
焼き豆腐と鰻の頭「半助」、葉ねぎをだし汁で煮込んだ鍋物で、鰻のたれがしみ込んだ頭からコクの深い濃厚なだしが出る。大阪は鰻の蒲焼きの消費が多く、頭つきのまま焼いてから切り落とす製法が根付いた水産加工の盛んな土地である。庶民の家庭料理として古くから親しまれ、市中の飲食店でも食することができる。具材は各家庭でさまざまにアレンジされ、近年は半助の入手困難から鰻の蒲焼きで代用することもある。
由来・歴史
上方落語「遊山船」にも登場するほど古くから庶民に親しまれた料理。鰻の頭を「半助」と呼ぶ由来は諸説あり、ザル1杯50銭で売られたため1円(円助)に対して半助と呼ばれた説や、半助という名の男が売っていた説がある。捨ててもおかしくない鰻の頭を一品料理として生かした点に、食材を無駄なく使い切る大阪の「始末の料理」の精神が表れている。
食べ方
土鍋にだし汁と焼き豆腐、調味料を入れて火にかけ、沸騰したら半助を加え、最後に葉ねぎを入れる。具材は各家庭でさまざまにアレンジされる。近年は半助の入手が困難なため、鰻の蒲焼きで代用することもある。庶民の家庭料理として親しまれ、市中の飲食店などでも食することができる。
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産地
大阪府の名物

あかねこ
「猫の丸い背中」に似た褐色のもちから名付けられた大阪の田植え行事食。小麦粉入りのサクサク食感が特徴で、半夏生の頃に豊作を祈って食べられる。

白味噌雑煮
「角が立たず円満に」という縁起を担い、丸餅と輪切りの野菜を白味噌で煮る大阪の正月名物。元旦は白味噌、二日目は醤油仕立てと味を変える「商いの街」ならではの知恵が込められている。

ごより豆/じゃこ豆
「ごより」とは大阪湾の雑魚を天日干ししたもので、その名の由来は「売れ残り(後寄り)」にあり。カルシウム豊富な小魚と大豆を甘辛く炊いた、泉州・河内地域の知恵の保存食である。

バッテラ
ポルトガル語で「小舟」を意味する名の由来は、創業当初のコノシロを使った舟形の姿にあった。大阪の押し寿司文化と昆布文化が詰まった、府民になじみ深い郷土料理である。

鯨のハリハリ鍋
水菜を食べるときの「ハリハリッ」という音が名前の由来。1967年創業の徳家が発祥とされる大阪の冬の名物料理で、かつては庶民のタンパク源だった鯨肉と水菜の鍋である。

紅しょうが天
昭和初期の小説に登場するほど大阪庶民に浸透した、鮮やかな赤色が特徴の天ぷら。梅干しの副産物である紅しょうがを揚げた、近畿地方の定番惣菜である。