
写真出典:農林水産省「うちの郷土料理」
紹介
蒸したもち米と小麦粉をつき、砂糖ときな粉をまぶした餅菓子である。小麦粉を加えることで粘りが抑えられ、サクサクとした独特の食感が楽しめる。大阪府の農村部を中心に伝承され、田植えを終えた農家で作られた。夏至から11日目の半夏生(7月2日頃〜7日頃)に、田植え完了の感謝と豊作祈願の行事食として食べられてきた。家庭によりきな粉と砂糖の配合やもちの大きさに違いがあり、現在は郷土の伝統菓子として地域の農業文化を伝える存在となっている。
由来・歴史
半夏生(はげっしょ)とも呼ばれるこの餅は、田植え前に収穫した小麦と昨年のもち米を使い、田植え終了の感謝と豊作祈願のために食された。当時の自家製小麦粉は皮ごと挽いていたため褐色となり、丸い形が「猫の背中」に似たことから「あかねこ」の名がついた。
食べ方
一昼夜水に漬したもち米と、水を加えて耳たぶほどの軟らかさにこねた小麦粉を一緒に蒸し、蒸し上がりをついて適度な大きさにちぎり、砂糖を混ぜたきな粉をまぶして食べる。半夏生の頃、田植えが終わった農家で感謝を込めて食する行事食である。
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産地
大阪府の名物

半助豆腐
鰻の頭「半助」を豆腐と煮込む大阪名物。1円に対して半値の50銭で売られたことから「半助」と呼ばれるようになった捨て身が、濃厚なだしの主役となる「始末の料理」である。

白味噌雑煮
「角が立たず円満に」という縁起を担い、丸餅と輪切りの野菜を白味噌で煮る大阪の正月名物。元旦は白味噌、二日目は醤油仕立てと味を変える「商いの街」ならではの知恵が込められている。

ごより豆/じゃこ豆
「ごより」とは大阪湾の雑魚を天日干ししたもので、その名の由来は「売れ残り(後寄り)」にあり。カルシウム豊富な小魚と大豆を甘辛く炊いた、泉州・河内地域の知恵の保存食である。

バッテラ
ポルトガル語で「小舟」を意味する名の由来は、創業当初のコノシロを使った舟形の姿にあった。大阪の押し寿司文化と昆布文化が詰まった、府民になじみ深い郷土料理である。

鯨のハリハリ鍋
水菜を食べるときの「ハリハリッ」という音が名前の由来。1967年創業の徳家が発祥とされる大阪の冬の名物料理で、かつては庶民のタンパク源だった鯨肉と水菜の鍋である。

紅しょうが天
昭和初期の小説に登場するほど大阪庶民に浸透した、鮮やかな赤色が特徴の天ぷら。梅干しの副産物である紅しょうがを揚げた、近畿地方の定番惣菜である。