
写真出典:農林水産省「うちの郷土料理」
紹介
奥多摩産の根わさびを千切りにして、青梅畜産センターが開発したブランド豚「TOKYO-X」の薄切り肉で巻き、フライパンで焼き上げた料理である。多摩川源流の冷たい清流で育つ奥多摩わさびは、足利時代から続く江戸東京野菜で、涼やかな辛さと豊かな風味が特徴的だ。2011年のコンクール受賞以降、奥多摩町の各家庭やおもてなしの場で徐々に定着しつつある。すりおろした後のわさびを有効活用するという工夫から生まれたため、家庭ごとに残りわさびの量や切り方の違いがアレンジとして受け継がれている。地産地消を推進する新たな郷土食として、奥多摩の食文化を次世代に伝える一助となっている。
由来・歴史
奥多摩わさびは多摩川源流の冷たい清流で生育し、足利時代から栽培が続く伝統ある江戸東京野菜である。TOKYO-Xは青梅畜産センターが開発したきめ細かく柔らかいブランド豚だ。2011年10月の「都内産農林水産物を使用した料理コンクール」で最優秀賞を受賞し、奥多摩町の「たまものグループ」が考案したこの料理は、日常ですりおろして生で食べることが常識だったわさびを刻んで加熱するという新たな試みから誕生した。
食べ方
根わさびを千切りにし、TOKYO-Xの薄切り肉で巻いてフライパンで焼き、しょうゆとみりんで味付けする。好みの付け合わせ野菜とともに盛り付けて食べる。2011年の受賞以降、奥多摩町の家庭やおもてなしの場で広がりを見せ、地元の旬の食材を活かした新しい郷土食として親しまれている。
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産地
東京都の名物

のしこみうどん
「のしこみ」の名は打ち伸ばした幅広麺に由来し、奥多摩の厳しい冬に山仕事帰りの体を温めた鍋物。煮干しと椎茸のだしに野菜の甘みが染み込む。

すき焼き
「鋤」を鉄板代わりにした農具焼きが語源とされ、明治の牛鍋ブームを経て関東大震災後に東京で定着した。溶き卵をつけて食べる豪快な鍋料理は、文明開化の味を今に伝える。

穴子寿司
「おいしい鮨屋はあなごでわかる」と言われる江戸前ずしの定番。東京湾の栄養豊かな海で育った穴子を、職人がぬめりを取り除き丁寧に煮上げる技が光る。

治助芋のネギ味噌
100年以上続く奥多摩の名産「治助芋」は、山梨から嫁入りした女性が持参した芋を治助さんが広めたことに由来する。濃厚な味わいの蒸し芋にネギ味噌を添える素朴な郷土料理である。

かんぴょう巻き
江戸前ずしの定番「かんぴょう巻き」は、元々「のり巻」と呼ばれた細巻きの原点。芯の具が「くたっと」しないよう巻き上げる職人技が特徴である。

親子丼
鶏肉と卵を同じ鍋で煮込む「親子」の組み合わせが名前の由来。明治時代に東京・人形町の軍鶏料理店「玉ひで」が出前専用として生み出し、兜町の証券マンを中心に爆発的な人気を博した丼物である。