
写真出典:農林水産省「うちの郷土料理」
紹介
干瓢のごま酢あえは、栃木県産のかんぴょうをゴマ酢で和えたさっぱりとした副菜である。かんぴょうは塩もみして弾力を出し、20分程度熱湯に浸してから人参や油揚げ、キュウリなど季節の野菜と合わせる。主な伝承地域は県南地域で、関東ローム層の排水の良い軽土と夏の夕立による地表冷却がゆうがお栽培に適した環境を形成している。家庭で通年手軽に作られ、体調を整え夏バテ予防に食べられる。家庭ごとに使用する野菜が異なり、食べる直前に和えるのがポイントである。現代ではかんぴょうを粉末にしてパンやお菓子に入れるなど、アレンジも広がっている。
由来・歴史
栃木県のかんぴょう生産は全国の99%以上を占める。ゆうがお栽培の歴史は約300年前に遡り、下野壬生藩主鳥居忠英が正徳2(1712)年に近江国水口木津から種子を取り寄せ、栽培に成功したことに始まると伝わる。
食べ方
かんぴょうは塩もみして弾力が出るまで柔らかくし、熱湯に20分程度浸して水気を絞る。もどしたかんぴょうを3~4cmに切り、人参・油揚げ・キュウリなどと混ぜ、ゴマ酢で食べる直前に和える。季節の野菜を使えるため家庭で通年作られ、夏バテ予防にもよい。
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産地
栃木県の名物

ゆず巻き
だいこんにゆずの皮を巻いた甘酢漬け。宇都宮市北部の寒冷ゆずは肉厚で香り高く、雑煮の後の口直しとして欠かせないお正月の定番である。

五目飯
日本のかんぴょう生産量の99%以上を占める栃木県が誇る「五目飯」。祭りや農家の休日など特別な日に、色とりどりの具材を炊き込んだハレの日の伝統料理である。

いなりずし
俵型に握った酢飯を油揚げで包み、中央をかんぴょうで結ぶ独特の姿が特徴。全国のかんぴょうのほぼ全てを生産する栃木県ならではの郷土寿司である。

モロの煮付
海のない栃木県で親しまれる「モロ」は、尿酸を蓄えるサメの特性を活かし内陸部に届いた貴重な海の幸。醤油と砂糖でやわらかく煮付けた家庭の味は、今もスーパーで気軽に手に入る。

しもつかれ/シモツカレ
正月の鮭の頭と節分の大豆を煮込む、縁起物の「残り物料理」。かつては初午にしか作れない禁忌の神饌だったが、今は冬の味覚として親しまれる。

あいその甘露煮
春先の産卵期に赤い縞模様を帯びたウグイを「あいそ」と呼び、内陸の栃木で貴重なたんぱく源として親しまれた川魚の甘露煮。骨まで柔らかく煮込む伝統の味は、冷蔵庫普及以前の暮らしの知恵が詰まっている。