
写真出典:農林水産省「うちの郷土料理」
紹介
牛肉をすき焼き風に薄くスライスして鉄板で焼き、レモン果汁を加えた醤油ベースの和風ソースを仕上げにかけるステーキである。酸味が肉の重さを軽減し、ご飯との相性も良い。長崎県佐世保市で生まれ、戦後の米軍基地周辺でアメリカンステーキが流行した土地柄を背景に、日本人の嗜好に合わせて考案された。当初は特定のレストランの名物料理として人気を博し、のちに弟子たちが独立して店を出すことで市内に広まり、現在は長崎県内外で多くの店で供される定番料理となっている。家庭では再現が難しいため、外食で楽しまれることが多いが、食べ方には「最後に鉄板で肉汁ご飯を作る」という地元ならではの作法がある。
由来・歴史
1955年(昭和30年)、佐世保市で開業した洋食レストランに勤務していた兄弟が、より日本人の口に合うステーキを目指して考案した。和風ソースにレモン果汁を加えたことから「レモンステーキ」と命名された。戦後間もなく設置されたアメリカ海軍佐世保基地の影響で、周辺では早くからアメリカンステーキが流行していたが、この料理はその流れを受けつつ和風にアレンジしたものである。
食べ方
薄切りの牛肉を鉄板で焼き、焼き上がる直前にレモン果汁入りの醤油ベースソースをかけて食べる。肉を食べ終わった後は、鉄板にご飯を乗せて残った肉汁とソースに絡め、肉汁ご飯として楽しむのが佐世保流である。季節を問わず市内の洋食店で常時供され、観光客にも人気の名物料理となっている。
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産地
長崎県の名物

くりつぼ
栗を入れることから「くり」、おわんを坪に見立てる「つぼ」が名の由来。甘めの味付けで、昔からおくんちなどのお祭りのごちそうとして親しまれてきた長崎県の伝統煮物料理である。

対州そば
縄文時代に朝鮮半島経由で伝来し、離島ならではの環境で原種の特徴を守り続けた日本最古級のそば。2018年には日本のそばで初めて国のGI保護制度に登録された。

つぼ汁
「つぼ」の名はお椀を坪に見立てたことに由来する、長崎県西海市雪浦地区の精進料理。法事の席に欠かせない、シンプルながら奥深い郷土の味である。

茹で干し大根とかんぼこの煮物
断崖の中空干し場で陽光と海風に晒された「茹で干し大根」と、長崎名物の「かんぼこ」が織りなす冬の風物詩。苦み少なくやわらかな食感が特徴の郷土料理である。

ピーナッツ豆腐
小値賀島の赤土と潮風が育む落花生を、葛粉と練り合わせて固めた珍しい豆腐。ご飯のおかずには柚子味噌を添え、甘味としては黒蜜やきな粉をかけて食べ分ける島の知恵が息づく。

アルマド
切り口がピンク色の縁取りになる、平戸発祥の祝いの練り物。オランダ語やポルトガル語に由来する異国情緒あふれる名称も魅力だ。